【業務週報】国籍法違憲判決とフィリピン新日系人

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先日最高裁で現行国籍法に違憲判断が下され、従来日本国籍が認められなかった生後認知の外国籍の婚外子に日本国籍が認められるという画期的な判決がありました。

http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008060502000049.html

同様のケースで実際にどのような法の運用が行われるのか未だ詳細は不明ですが、この判決の恩恵を最もこうむるのはフィリピンに数万人いるといわれる「新日系人」ではないでしょうか。

http://mainichi.jp/select/today/news/20080620k0000m040143000c.html

彼らが日本国籍を取得し「日本人」になることができれば日本での就労の道が開かれますし、その配偶者や子供にも就労可能な配偶者ビザや定住ビザが出るわけですから、規模的には数十万人の新日系人が日本にデカセギに来る可能性があると思います。

しかし在日ブラジル人や在日ペルー人をみていますと、日系人が日本で得られる仕事って不安定で3Kの間接雇用の単純労働がほとんど。決して、日本に来られる=100%みんながみんな経済的に幸せになれるというわけでないんですよね。

というわけでこのニュースを聞いてもボランティアの人たちや支援団体の人たちのように諸手を挙げて喜べない私がいます。入口(ビザ)ばかり広げて受け皿(セーフティーネット)を作らないままに受け入れると後で必ずいろいろ問題が起こりますからね、、、

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