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【業務週報】日系人帰国支援金・再入国禁止の撤回

あちこちから批判の声の上がった日系人帰国支援金の再入国禁止条件ですが、やはり撤回というか「3年間再入国禁止」に緩和されましたね。これで利用者が増えて、(政府の思惑通り)帰国する人が増えてくれればいいのですが、一度日本の安全で快適な生活に慣れてしまうと母国とは言えどもブラジルには戻りたくない、なんとか日本に居続けたいというのが本音ではないでしょうか、ブラジル人の人たちの。

ということで皆さんしばらく貯金を切り崩したり雇用保険を受給しながら、間もなく始まる日本語研修を受講しながら再就職活動に励むことになるんでしょうね。製造業でも一部の企業では生産が復活してきてますが、末端のブラジル人労働者まで雇用が復活するのは当分先でしょうし、、、

ということで官民ボランティア、力を合わせて豊橋にファベーラ

ができないように努力しましょう(汗)

日系人失業者:帰国支援・再入国禁止見直し 日系人から評価の声 /静岡
◇「許可出るのか」の指摘も

日系人失業者に対する国の帰国支援事業をめぐり河村建夫官房長官が11日、「3年をめどに再入国できる」と運用を見直す考えを示したことを受け、浜松市の日系ブラジル人支援団体などから評価する意見も上がった。ただ、「3年間、日本に入国できないと再入国の許可がきちんと出るのか」との指摘もあり、見直しが実現しても、支援事業の利用者が増えるかどうかは不透明だ。

日系ブラジル人失業者を支援する「ブラジルふれあい会」(浜松市中区)の座波カルロス理事長(45)は「とてもいい話だ」と評価した。今の帰国支援事業では適用を受けると事実上「再入国禁止」になることへの反発は根強い。

実際、同会が4月、日系ブラジル人350人を対象に実施したアンケート結果で、「利用したくない」が95%に上った。座波さんは「運用が改められれば利用者が少しずつ増えるのではないか」と話した。

一方、日本人とブラジル人の交流活動を行う「浜松ブラジル協会」代表の石川エツオ弁護士(47)は「再入国許可期間の3年間を過ぎるとビザの申請が必要だが、帰国後に永住ビザがきちんと再発行されるのかが問題となる」と指摘した。【大塚仁】

豊橋の外国人7割無職 市民団体調査

豊橋市に住む日系ブラジル人などの外国人の7割が昨年秋の金融危機の影響で仕事がなくなり、無職の状態であることが、同市の市民団体「わらの会」(河合富美子代表)の実態調査でわかった。

同市内には、日系ブラジル人やペルー人ら約2万人が生活している。ボランティア通訳など有志10人で作る同会は、外国人への不況の影響を知ろうと、先月14~24日にハローワーク豊橋など市内5か所で、ブラジル人84人やペルー人21人ら計112人を調査した。

調査項目は、現在の仕事や失業保険の受給有無など22項目。調査した約7割が無職で、このうち約9割が昨秋以来、失業していると回答した。日本語の読み書きができない人も全体の4割に上り、今後ついて、5割が「日本にいて仕事をしたい」と答えた。

河合代表は「外国人向けの仕事を紹介する情報ネットワーク作りや仕事に役立つ日本語教室の開催などが今後の課題。関係機関に協力を呼びかけていきたい」と話している。
(2009年5月12日 読売新聞)

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【業務週報】意外に反応の少ない帰国支援金制度

今週もブラジル人を対象とする帰国支援金の説明会に参加してきました。

先週の浜松ほどではないにしろ、会場にはかなりの数(500人位?)のブラジル人が事前告知がほとんどなかったのにも関わらず詰め掛けており、関心の高さがうかがえました。

しかし私のところにも帰国支援金の問合せや相談はほとんど入っていませんし、知人の南米向け航空券販売会社のところも同じような状況だそうです。やはり「再入国禁止」の縛りは強烈なようです(苦笑)。

でも自費で航空券買ってブラジルに帰っている人たちもそのほとんどが「片道キップ」で出国しており、将来日本に戻って来られるかどうか分からない状況には変わりがないわけで、今は皆さん何とか日本に留まれる方策を思案中、様子見というところでしょうか。雇用保険受給期間も三ヶ月延長されましたし、定額給付金の申請も始まりましたし。

となると、日本での再就職活動ですが、皆さん非常に苦戦しているようです。日系人の場合、日本育ちの子達は別として、漢字の読み書きが出来ない人たちがほとんど、やはりハローワークでの求職活動は要求が高いというか敷居が高いようです。当初は人手不足の介護業界や農業分野が日系人労働者の受け皿になるのではという話でしたが、それ進んでいないようですし。今度政府が就労準備研修事業を始めるそうですが、これもどうなんでしょうかね。。。

ということで全く持って先の見えない八方塞がり状態。何かいい案がある人は是非ご教授ください(爆)

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【業務週報】定額給付金、帰国支援に外国人殺到

浜松で行われた帰国支援金の説明会。ありえない行列、、、
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定額給付金の申請手続が各自治体でようやく始まりました(子育て応援一時金も併せて)。定額給付金は外国人にも支給されますし(不法滞在者、短期滞在者、ビザ更新中の者を除いて)、経済危機で失業、生活に困窮している人がものすごく多いんで、どこの自治体でも給付金の申請に外国人が殺到し、窓口に長い行列ができたそうです。

さらに外国人の場合、口コミで誤った情報やデマも平気で流れますし、ダメモトでゴネる人も出てくるでしょうから大変です(経験者談)。以前だったらそういう場合、雇用会社(派遣会社)の担当者や通訳が間に入ってくれましたんですが、、、

これからも帰国支援金の申請手続きや、雇用支援事業、母国に帰る外国人児童の転校手続、失業保険申請、労使間トラブルの相談などで役場や自治体窓口へ外国人が殺到するんでしょうが、仕方がないことなんでしょうね。それだけ困っている在日外国人が多いことの証明なんですから、、、

定額給付金:可児市役所で申請受け付け ブラジル人ら殺到、終日てんてこ舞い /岐阜

定額給付金の申請受け付けが始まった可児市役所に、初日からブラジル人ら外国人が殺到し、通訳の臨時職員も含め13人を配置した「定額給付金室」の窓口は終日、てんてこ舞いになっている。

同市では7日付で、市内約3万4000世帯と、外国人約6000人分の個人あて申請書を郵便局に出した。郵便局が6日に発送を開始したため、7日朝から窓口に、問い合わせや申請に訪れた人が列を作った。大半はブラジル、フィリピンなどの外国人で、8日までの2日間に200人を超す申請者があった。9日も開庁直後に列ができ、待合所の椅子も満杯状態。電話での問い合わせも間断なく続き、庁舎の回線はパンク寸前の状態だという。

同市では、申請状況を見て今月下旬から口座振り込みを原則に給付を開始する予定。申請期間は10月7日までの6カ月間。今月12、19、26日の日曜日には休日窓口を設け、申請を受け付ける。【小林哲夫】 毎日新聞

日系人失業者に帰国費用、「ありがたい」相談殺到
再入国に条件疑問の声も

外国から来日したものの仕事を失って帰国する日系人に旅費を支給する国の事業が始まり、申請や相談に対応する専用窓口が9日、ハローワーク浜松(浜松市中区浅田町)に設けられた。朝から市内の日系ブラジル人らが次々と訪れて説明を受けたが、費用を支給されて帰国すると、同じ身分で再び日本に来ることはできなくなるため、関係者からは「残念だ」との声も聞かれる。

事業の対象は、今年3月31日までに入国して就労したものの、景気悪化の影響で仕事を失った日系人とその家族。帰国費用として1人30万円(扶養家族は同20万円)を国が支給する。本人が旅行会社などを通じて航空券を予約し、離職証明などの書類をハローワークに提出すると、早ければ申請から約3週間後に旅行会社に費用が振り込まれる。

浜松市には3月31日現在でブラジル人1万8247人が住む。ハローワーク浜松の専用窓口には9日、35人のブラジル人が訪れ、2人が支給を申請した。

同市内の自動車部品工場で派遣労働者として働いていたものの、1月16日で契約打ち切りとなったという男性(45)は、「妻も2月に仕事を失い、学費が払えないため12歳の娘は1月から学校に行っていない。日本は大好きだが、仕事が全くない状況ではサンパウロ郊外の古里に帰るしかない。旅費の支援はありがたい」と話していた。

この事業で旅費の支給を受けて母国に帰ると、日系人の身分に基づいた在留資格では日本に再入国できなくなる。再入国には観光ビザか、一定の技能が求められる就労ビザが必要になり、従来のような単純労働はできない。ブラジル出身で在日外国人支援に取り組む石川エツオ弁護士(浜松市中区砂山町)は、「多くのブラジル人は事業に感謝している」とするものの、「長期的に見ると、日本は雇用が足りなくなる。日本文化がわかる日系人を将来受け入れないのは大きなミスで、残念だ」と述べた。

ボランティア団体「ブラジルふれあい会」(浜松市中区萩丘)の座波カルロス理事長も、「支援はありがたい」としながらも、「『ブラジル人はもう要らないから帰れ』と言われているような気もする。日本への悪いイメージがブラジル人に残った。日本が将来、景気が良くなって人手不足で困るようになっても、日本を助けようという気持ちにならない」とも語り、割り切れなさが残ることを指摘した。

帰国を考えるブラジル人失職者が相談に殺到していることから、ハローワーク浜松は、「帰国支援事業説明会」を改めて15日に浜松市中区海老塚の南部公民館で開く。定員50人で先着順。
(2009年4月10日 読売新聞)

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