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【業務週報】ソニー美濃加茂撤退ショック

外国人の雇用が悪化すると外国人犯罪が増えるんです。仕事があれば犯罪する必要ないですから

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岐阜県のソニーの工場が閉鎖を発表しましたね。日本の電機産業の不振が伝えられる今、とうとう来たかという感じです。

東海地方にはこのような巨大工場がいくつもあり、ブラジル人など日系外国人労働者、定住外国人の雇用の受け皿となっておりましたが、もう減る一方で今後は期待できないでしょうね。

しかし定住外国人の帰国減少より雇用の減少のほうがスピードが早いようで、まだまだ定住外国人の苦難は続きそうです。日本側とすれば「定住外国人は失業すれば母国に帰ってくれる便利な労働者だ」とお思いでしょうが、それも甘い考えで実際には帰国せず生活保護受給率や外国人犯罪率の上昇、納税率の悪化に反映されている状況です。

税金を払わない(払えない)外国人に対して税金を投入して生活や就学の支援をすることに対して批判が多いのも事実ですが、このような事情があることも考えなければなりません。合法的に在留資格を持つ外国人なんですから。

しかし2008年の最盛期には32万人いた在日ブラジル人も今は21万人、今後どうなってしまうのか大変心配ですが、今後も行末を注視していきたいと思います。

地元雇用に不安の声 ソニー、美濃加茂工場閉鎖

2012年10月20日 中日新聞

ソニー子会社・ソニーイーエムシーエスの工場「美濃加茂サイト」(美濃加茂市本郷町)の来年三月末閉鎖の発表を受け、地元や県では雇用や地元経済への影響を懸念する声が相次いだ。県内では従業員数で過去十年にない大規模の工場閉鎖で、県職員は「数百億円規模の影響がある」と憂慮。市や県は対策会議を立ち上げて対応を協議する方針を決めた。

工場では正社員七百七十人と派遣社員ら約千八百五十人が働いている。美濃加茂市によると、角野吟生社長らが十九日午後四時半すぎに市役所を訪れた。角野社長らは、業務に習熟した派遣社員らは愛知県幸田町などの工場に移ってもらう気持ちもあると伝えたという。

市はブラジル国籍などの定住外国人が約八百人就労しているとみており、対策会議では地元経済や税収への影響などを協議する。渡辺直由市長は「市を代表する企業の一つで、閉鎖は非常に残念。多くの方が働いているので雇用は十分配慮して頂きたい」とコメントした。

県庁には午後五時ごろ、市橋英樹サイト長ら二人が訪れ、宗宮康浩商工労働部長らに閉鎖を「決定事項」として説明。宗宮部長が「雇用の確保に万全を期し、誠意ある対応を」と求めたところ、市橋サイト長は了解したという。

古田肇知事は「有数の規模の生産拠点の閉鎖が地域に及ぼす影響を憂慮している。雇用や経済の影響について迅速な対応に務める」とのコメントを発表。会見した宗宮部長は「関連工場の数や消費への影響など情報を確認しながら、市とも連携して対応していきたい」と話した。

美濃加茂サイトの閉鎖は、市民の間にも不安となって広がっている。美濃加茂商工会議所の鈴木登会頭は「雇用や関連企業への影響を懸念せざるを得ない」と述べた。

定住外国人支援に取り組む同市のNPO法人・ブラジル友の会は「子育てなどの事情から勤務地を移れない人もいる。行政や企業には、この地域で雇用を確保する努力をしてほしい」と注文した。

派遣社員用の送迎バスが給油していたガソリンスタンドの男性所長(63)は「月に百万~百二十万円の売り上げがあった」と肩を落とす。近くでブラジルの食材などを扱うスーパーを経営するコバチ・ロドルフォ・ジョゼさん(51)は「客がかなり減る」と不安げな表情を浮かべ、六人の従業員を減らさなければならないと話した。

派遣社員らにアパートや駐車場を仲介する藤不動産の藤吉紀美(としみ)社長(46)は「ソニーは地元では老舗企業なのに」と言葉をなくし「賃貸業者にとっては大きな痛手になる」と戸惑いを見せた。

浜松に住むブラジル人が大幅減少

2012年10月27日 朝日新聞

【高田誠】日本で最多のブラジル人が住む浜松市で、2008年秋のリーマン・ショック以降、ブラジル人の人口流出が目立つ。働き場所を失ったことが大きい。

1日現在で同市に住むブラジル人は1万1670人(全人口の約1・4%)。08年1月末のピーク時は1万9515人が登録しており、7845人も減った。

同市には自動車など輸送用機器産業を始め、多くの工場がある。企業側は人手が足りず、日系のブラジル人たちは「出稼ぎ」を目的に来日した。

蓄えもでき、家族を呼び寄せ、生活が根付くとそのまま日本で暮らすパターンが多かった。1990年の入国管理法改正で、日系2、3世とその家族には就労制限のない「定住者」の在留資格が認められたことが大きい。

市によると、90年3月末に1457人だったブラジル人は、5年後には6527人、10年後には1万789人、15年後には1万4377人と急増した。

しかし、リーマン・ショック以降、企業は東日本大震災や円高などを背景に、人員を削減したり工場を海外移転したりしてきた。雇用形態が不安定なブラジル人らは解雇されたり、雇い止めになったりして失業するケースが増えた。

働く場が見つからないため、家族とともに帰国する例が増えているという。

「友だち、いっぱいできたのに……」。浜松市立芳川(ほう・がわ)小2年で、日系ブラジル人4世のイトウユミちゃん(8)は、学校の友だちと鬼ごっこやドッジボールで遊んだことを言いながら目を伏せた。

母のマユミさん(29)はユミちゃんと次女(5)と長男(1)を育て、両親も加えた6人で同市南区のアパートで暮らす。両親がアルバイトして生活を支えてきたが、マユミさんは子供たちを連れて11月に帰国することを決めた。

ブラジル育ちのマユミさんは2001年、親を頼って来日。ところが、東日本大震災の影響で、父は勤め先の自動車部品工場をリストラされた。食品加工所で働く母の給料では、ユミちゃんが通うブラジル人学校の毎月の授業料3万円を捻出するのが難しくなった。

こうした事情を知り、ユミちゃんが日本の学校に通えるよう支えたのが、浜松多文化共生事業実行委員会だった。浜松市の「外国人の子どもの不就学ゼロ作戦」事業を受託している同実行委は、ベトナムで日本語を教えた経験のある女性と、日系ブラジル人女性の就学支援員2人を派遣した。

「子どもは学校に行きたがっている」「日本の学校について何も分からない」とポルトガル語で訴えるマユミさんに、2人は、公立の学校は授業料が無料であることなどを説明。「日本の子どもとなじめるのか」と不安だったマユミさんを励まし、ユミちゃんは昨年6月に入学した。

いま、32人の学級で、もう1人の日系ブラジル人の男児とともに学んでいる。日本語や補充学習があるほか、週4日は通訳が来校して支えている。

マユミさんの父は今年7月、やっと運転手のアルバイトが見つかった。だが将来の不安は消えなかった。

ユミちゃんは「学校は楽しかった。校長先生も担任の先生もみんな泣いてくれた」。マユミさんは「日本に残りたかったので残念。親切にしてもらって感謝しています」と言った。

同実行委の小木野東事務長は「日本の学校で過ごした思い出を忘れず、大人になったら両国の交流のために尽くしてくれるとうれしい」と話していた。

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【業務週報】多文化共生って岐路に立ってないかい?

外国人集住都市会議というのが毎年開かれてまして、今年で設立10年を迎えたそうです。

浜松市や湖西市、豊橋市、豊川市など参加している自治体が私の生活や営業エリアにあることや、定住ブラジル人向けの施策の提言を多くしていることから、一応注目しているのですが、なかなか多文化共生社会の実現は難しいんでしょうね、10年前の浜松宣言と今回の提言も大差無いですから(苦笑)

豊橋、浜松などのブラジル人コミュニティーを見ているとリーマン・ショック以降ブラジル人学校の経営が立ちゆかなくなり大量の不登校児が出てしまったり、失業者が増え外国人の生活保護者が出たりと、逆に劣化、退化してしまってる感さえあります。日系人労働者を受け入れていたこの地方の製造業もこの先海外に生産拠点を移すでしょうから、彼の職場は間違いなく減るでしょうし、定住外国人の人達も高齢化して働けなくなりますが、年金に加入している人はごく一握りという状況。うーん、外国人集住都市が日本のシダージジデウスになる日も近いのかもしれません(汗)。

こういう事情があり、今定住者のビザ審査が厳しくなっておりますし、来年夏以降はじまる新たな在留管理でも日系人は蚊帳の外に置かれているんでしょうね。

ということで、定住外国人の人達は日本人に負けないようがんばりましょう。日本人社会は隣人たる定住外国人の人たちをサポートしてあげましょう(なげやり)。

多文化共生の実現誓う 飯田で外国人集住都市会議

2011年11月9日 中日新聞

「ニューカマー」と呼ばれる南米日系人を中心に、多数の外国人が暮らす自治体の関係者らによる「外国人集住都市会議いいだ2011」が8日、飯田市錦町のシルクホテルであり、多文化共生の実現を誓うメッセージを採択、発表した。

群馬、静岡、長野、岐阜、愛知、三重、滋賀、岡山の各県の28市町で構成する外国人集住都市会議が主催。各都市の首長や担当者ら400人余が「多文化共生社会を目指して」をテーマに、課題や展望を探った。

座長の牧野光朗飯田市長が「日本で生まれ育った外国籍の子どもたちが数多く実在する現実を見据え、彼らと共に地域の未来を考えるべきだ」と多文化共生の必要性を強調。会員都市が3ブロック別に取り組む調査研究として、群馬・静岡が防災、長野・岐阜・愛知が教育、三重・滋賀・岡山が地域コミュニティーについて報告した。

このうち、浜松市の鈴木康友市長が「外国人を災害弱者にしないために多言語による迅速で正確な情報伝達が必要」、岐阜県大垣市の小川敏市長が「不就学を防いで外国籍の子どもたちが未来に希望を持てる仕組みを」、津市の前葉泰幸市長が「従来の自治会組織に外国人やNPOを加えたコミュニティー再構築を」と主張した。

このほか、国が3月に策定した「日系定住外国人施策に関する行動計画」について、就労と教育、防災などの分野別に、各首長と関係省庁の担当者らが討議。会議側が▽日本語教育の総合的な推進体制の整備▽公立小中学校の日本語教育への支援▽外国人就労の適正化▽多言語による情報提供など防災施策の推進-などを提言した。 (長谷部正)

外国人不就学児:48人中26人ブラジル国籍 駐浜松総領事、全員通学へ全力 /静岡
◇経済状況厳しいが…--駐浜松・ピラス総領事

浜松市で外国人登録された6~15歳の子供を対象に実施した不就学実態調査(10月発表)の結果、市内で48人の不就学の子供がいることが明らかにされた。このうちブラジル国籍の子は26人。ジョゼ・アントニオ・ピラス駐浜松ブラジル総領事(60)はこのほど毎日新聞とのインタビューに応じ、不就学ゼロを目指す取り組みについて語った。【高橋龍介】

--浜松市は今年5月、浜松多文化共生事業実行委員会を組織し、「不就学ゼロ作戦」を始めた。

2年半前にオープンした総領事館にとり、子供たちの教育問題は最重要課題の一つだ。今年2月に着任以来、地域のブラジル人コミュニティーと、ブラジルに関心を持つ日本人と近く、親しくなるように心がけてきた。

--具体的にはどのような取り組みをしてきたのか。

県内にはブラジル人学校が14ある。ブラジル教育省の支援で教科書を各学年・各教科1セット無償配布し、ブラジル人学校を訪問し校長先生らと情報交換を続けている。本国に情報を送り、有効な施策を提案・検討している。ブラジル人の子供のいる日本の学校とも接触している。

--不就学ゼロ作戦の評価は。

浜松市のプロジェクトは非常に有意義だ。調査期間中に学校に通い始めた子供たちだけではなく、新たな不就学者を出さないようにしたい。子供たちにブラジルをより知ってもらうため、6月からは総領事館見学プロジェクトを始め、20~30人を招きブラジルの紹介ビデオをみてもらう。また総領事から銘々に「ブラジル人登録証明書」を名前を呼んで手渡している。来年2月からは、ブラジル人の子が多く通う日本の学校の訪問も検討している。子供たちは学校に通うだけでなく、授業を含め学校生活を楽しめる環境を整えることも大事だ。

--08年の経済危機以降、状況は厳しくなったが。

リーマン・ショック以後、ブラジル人の多くは失業し、帰国者も出た。残ったブラジル人は厳しい状況だ。この中で学校に行けない子も出てきた。やや事態が沈静化したときに東日本大震災が起き、動揺があった。しかし事態は落ち着きつつあるという印象だ。

--ブラジル人の子供と学ぶ日本の子供にメッセージを。

ブラジルの子供たちは元来、楽しくて愛情も深く、日本が大好きだ。友達になってほしい。ブラジルでは白人、黒人、アジア人みんなが共生している。日本でも国籍の別なく、友情を育んでほしい。総領事館はブラジル人だけでなく、すべての子供たちの家になれるよう努力を続けている。

毎日新聞 2011年12月3日 地方版

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【業務週報】土日操業から2週間

先日参加した豊橋のフェスタジュニーナというブラジル人のイベント。梅雨も開け、天気はよかったのですが、土日操業の影響で集客は例年より悪かったそうです。
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自動車工場で節電のための木金休みの土日操業が始まり2週間が過ぎました。

東海地方の自動車組み立て工場では多くの日系ブラジル人、下請けの部品製造工場では外国人実習生などが多く働いてお

り、私の業務とも密接に関係しているのですが、やはりこの土日操業、外国人労働者の皆さんにはあまり評判が良くないようですね(苦笑)。例えばブラジル人やペルー人の場合、キリスト教徒で日曜働く習慣がありませんし、休みの日はみんなで教会や遊びに行きたいでしょうからね。まあ今年限りだということでなだめておりますが。。。

ということで、連日猛暑が続いておりますが10月まで頑張りましょう!

《経済》 浜松の生産担う外国人減少 不況や震災が影響

メーカーの海外シフト志向鮮明に

浜松市内の外国人登録者数が、2008年12月(3万3702人)をピークに大きく減少している。労働者として同市をはじめ遠州地域の中小企業を支えたが、リーマン・ショックや東日本大震災が大きく影響し、自動車、二輪

車メーカーや、部品メーカーは生産の海外シフト志向を鮮明にしており、今後も外国人は減少傾向をたどりそうだ。
今月1日現在の市内における外国人登録者数は、男性が1万2946人、女性が1万3125人の計2万6071人。ピークから2年半で7600人も減った。
特に大きく減少したのは男性外国人。ピーク時から4670人減少。今年4月からは市内の外国人登録で、女性の数が男性を上回っている。減少幅は09年中は1カ月あたり100人から400人とはね上がった。今年に入って戻したが、東日本大震災後は1カ月あたり200人以上が減る状況となっている。
今後の動向について、静岡県西部地域しんきん経済研究所の間淵公彦主席研究員は、「景気が良くなれば、ある程度戻るかもしれないが、日本の製造業の今後の成長次第だ」と予測する。背景にあるのは、ブラジル、中国など新興国の経済成長。「以前は日本が経済大国で給与が伸びていたから来日して働いてくれたが、今後も来るかは不透明」とする。
ブラジル人には勤勉な労働者も多く、中小の中では熟練工となるケースもある。間淵主席研究員は「今こそ国の産業の在り方が問われている時期だ」と強調した。
2011年6月10日 中日新聞

スズキ2拠点移転へ 浜岡原発近接で検討
スズキが検討を進めている開発・生産拠点の再配置で、相良工場(静岡県牧之原市)のエンジン開発・生産機

能を湖西工場(同県湖西市)に、2輪技術 センター(同県磐田市)を浜松市北区都田の工業団地を軸にそれぞれ移転させる方向で最終調整していることが、関係者への取材で分かった。
相良工場は、中部電力浜岡原発(同県御前崎市)から11キロ圏内、2輪技術センターは海岸線からわずか数百メートルの距離にある。このため、今後 想定される大地震に伴う津波や地盤の液状化、原発事故に備えて再配置を判断したとみられる。複数の関係者によると、鈴木修会長兼社長が、既に両拠点を構え る自治体側に構想を伝えた。スズキは移転先について「現時点で把握していない」(広報部)とコメントした。
スズキは、東日本大震災や福島第1原発事故を踏まえ、6月末の会見で国内にある開発・生産拠点の再配置を検討すると表明した。
2011年7月6日 中日新聞

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【業務週報】3年で9万人も減った在日日系ブラジル人

ブラジル人登録者が多い浜松~豊橋でもブラジルショップの倒産、閉店が相次いでいます

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2010年末の在日外国人登録者数が発表になりました。驚くことに2010年も在日外国人の数は減少していたのですね。去年はエコカー減税などの影響で在日外国人の数は増加していたものと思っていましたが。想定外とまでは言いませんが読みが甘かったです。

在日外国人数が減少した主な原因は定住者ビザ保持者の減少のようです。留学生や不況の影響を受けにくい技能実習ビザ保持者が多く地理的に近い中国人は実際増加してますから。また定住者の割合が多いブラジル国籍者は23万人まで減少してしまいましたから、今年あたりこれまた技能実習生や配偶者ビザの割合の多いフィリピン国籍者に抜かれるかも知れませんね。

今年も東日本大震災があり、復活してきたとは言え自動車など製造業の雇用は先が読めませんし、円高や原発、放射能の問題で企業の海外への生産拠点の移転は進むでしょうから、残念ながら今後も日系ブラジル人の雇用が復活することはないでしょう。実務でも定住者のビザの審査は厳しくなる一方ですし。

しかし、リーマンショック以前の2008年の最盛期32万人いた日系ブラジル人が9万人も減少してしまった、彼らの雇用が守れなかったというのは、日本の国力や日本の製造業の体力減少の証しですし、多文化共生と言いつつ、雇用企業、ひいては日本社会が外国人労働者を使い捨てにしていることの証しなんでしょうね。なんだか複雑な思いです。

2010年末の外国人登録者、2年連続減少 日系人ら就職難
2011/6/3 19:09 日本経済新聞

法務省入国管理局は3日、2010年末時点で日本に滞在する外国人登録者数が、前年より5万1970人少ない213万4151人 (2.4%減)だったと発表した。外国人登録者数の減少は2年連続。景気低迷の影響でブラジルからの日系人労働者らが職探しに困り、多数帰国したことが背景にあるとみられる。
国籍別に登録者数をみると、中国(台湾、香港を含む)が前年比1%増の68万7156人と、4年連続で最多。同2.2%減の韓国・朝鮮が56万5989人で続き、3位のブラジルは前年より13.8%の大幅減となった。

在留資格別では、出稼ぎ労働で来日する日系人らに多い「定住者」や「日本人の配偶者等」などの減少が目立つ。都道府県別でも、南米からの日系人労働者が多く働く愛知、静岡などで減少した。

祖国の味で懸け橋に 派遣切り後、料理店開き1年

派遣切りで溶接工の職を失ったブラジル人の男性が、小松市内にブラジル料理の店を開いて1年余り。市の基幹産業である製造業が回復を続けてきたのとは対照的に、店の経営は厳しく、来客がゼロの日もある。それでも男性は「故郷のスタミナ料理でお客さんと店を元気にしたい」と話し、アルバイトなどで資金を補いながら、店の灯をともし続けている。

「ボワ タージ トゥード ベン?」(こんばんは、元気?)。小松市本折町にあるブラジル料理店「HOT ICE BRASIL」。日暮れ時になると、ポツリポツリと客がやってきて、軽やかなポルトガル語のリズムが飛び交う。製造業の町とあって、客の大半は、近くの工場で日勤を終えたばかりのブラジル人だ。

分厚いチキンステーキをほお張る2組の常連客。そのそばで経営者のラウリ・ポンシアノさん(44)は寂しげな表情をのぞかせた。「1年前は、お客さんが多かったんだけど……」

サンパウロ州郊外の出身で日系2世の妻マルシアさん(41)と結婚し、商店を経営していた。2人の子どもに日本で教育を受けさせたいと、デカセギに来たのは2004年。安定雇用を目指し、溶接の技術を身に着けたが、08年秋にリーマンショックの嵐が吹くと、真っ先に派遣切りに遭った。

弁当屋のアルバイトで食いつないでいた10年春、景気が上向き始めた。静岡や埼玉に出て行った仲間たちが次々と戻り、ポンシアノさんにも元の職場から声がかかった。だが、「工場に戻っても、いつまた首を切られるか分からない。それなら自分の店を持って勝負したい」と決意、5月にブラジル風ハンバーガーと定食の店を開いた。

市内在住のブラジル人は約1000人。当初は、夜勤明けや日勤明けの客がひっきりなしに訪れ、1日平均約40人に達したが、客足は徐々に鈍り、冬になると、ゼロの日が何日も続いた。寒さが苦手なブラジル人は、雪が降ると、会社と自宅を往復するだけで外食をしなくなるのだ。

今年に入り、経営は逼迫(ひっぱく)、ポンシアノさんは毎晩4時間、厨房(ちゅうぼう)を妻に任せ、溶接のアルバイトに出かけるようになった。そのアルバイトも東日本大震災のあおりを受けて4月末で打ち切られ、店は正念場を迎えている。

ポンシアノさんは5月から土日のバイキングを始めた。ブラジル名物のパルミット(ヤシの芽)など6種のサラダに焼き物8種を加え、種類の豊富さと量でアピールする作戦だ。全体の1割に満たない日本人客を増やすため、日本語のビラを配布し、アマゾンフルーツのジュースをPRすることや、客足の落ちる冬場に宅配サービスを行うことも考えている。

「将来は、日本人にも人気のシュラスコ(焼き肉)を出し、料理を食べに来た日本人とブラジル人が仲良くなれるような店にしたい」。逆境にめげず、夢を抱きながら、厨房(ちゅうぼう)に立ち続けている。

(2011年6月2日 読売新聞)

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【業務週報】ポルトガル語フリーペーパーの今

ブラジル人女性は文句なく美しいです(爆)

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先日、たま~に広告を出す浜松のポルトガル語フリーペーパーの創刊4周年パーティーに招かれましたので行ってきました。

在日ブラジル人をターゲットとするポルトガル語の新聞、雑誌、フリーペーパーも以前はものすごい数の媒体があったのですが、経済危機による在日ブラジル人人口の激減により廃刊、休刊に追い込まれたり、紙の媒体からインターネットに鞍替えしたりと、ここ数年でマーケットもだいぶ様変わりしてしまいました。

しかし外国人の場合、まだまだ日本語が読めない人が多いですし、ネット難民(ネットに接続できない層)も多いですし(たとえば技能実習生の大半はPCや携帯の所持が禁じられています)、ネットに接続できても行政情報などを検索、到達するのは難しいという事情もありますから、日本人向けの紙媒体と比べて、まだまだ活路はあるとは思うんですけどね。

ということで、創刊4周年おめでとうございます!

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豊橋ブラジルデー2010とブラジル映画祭2010@浜松

豊橋ブラジルデー2010

今週の日曜日(9/5)、毎年恒例となりました豊橋ブラジルデーが豊橋公園で行われます。

東京代々木で行われるブラジルフェスティバルと見事にバッティングしておりますが、東海地方のブラジル好きな人はぜひご参加されることをオススメします。異次元空間が楽しめます。

また10月には浜松でブラジル映画祭が行われます、こちらもぜひご参加ください。

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【業務週報】定住外国人と生活保護

帰国支援16000人申請

ブラジル人をはじめとする外国人が集住する静岡県浜松市で生活保護の申請が急増しているようです。私の自宅のある浜松市のお隣の湖西市はハイブリッドカー特需や不況に強い軽自動車のおかげで工場の生産やブラジル人の雇用もかなり復活しておりますし、事務所のある豊橋市もそのおこぼれ?を頂戴していますが、浜松市の場合、地元企業の経営不振や撤退が続いており、地域経済も苦境が続いているようです。その結果、末端のブラジル人にしわ寄せがいって生活保護急増という事態になっているのでしょうね。。。

しかし、入管の制度やビザの手続が「納税義務を果たさない外国人は、、、」とか「社会保険加入義務を果たさない外国人は、、、」とか「日本語能力がない外国人は、、、」とか「子弟の就学義務を果たさない外国人は、、、」と言った具合にすさまじい勢いで厳しくなっている今、のんきに生活保護などの福祉や社会保障などに頼ってばかりいると、ますますブラジル人の日本での居場所がなくなっていくような気がしますが。

これまでのわが国の外国人労働者の受け入れは主に「人手不足解消」に主眼がおかれ、納税義務や社会保険義務などは特段問題視されておりませんでしたが、これからの外国人労働者の受け入れは「少子化対策」に主眼におかれ、外国人労働者に納税してもらい日本人労働者が減る分の税収を補い、外国人労働者に社会保険料を払ってもらい日本人が減る分の社会保険料を補い少子高齢社会を乗り切っていくというという形になりそうですから、外国人の受け入れも不況でも簡単に首を切られない、そして税金や社会保険料を払える高度なレベルの外国人人材や管理が厳しく逃げ道?のない外国人研修生・技能実習生が今後の外国人労働者主体になっていくでしょうから、そうなるとさらにブラジル人の人たちの日本での地位は非常に危ういと言わざるをえないですよね、前者のほうが断然優秀なんですから、、、

まあ、今回の経済危機で生き残れたとしても、10年後は無年金の問題が待ち構えていることは間違いありません。今日本政府とブラジル政府の間で社会保障協定(両国の年金加入歴を合算しカラ期間とする)の締結交渉をしていますが、無年金問題の到来までに間に合うのか?間に合わず中国帰国者のように生活保護申請に殺到する事態となるのか(そうしたら、浜松や豊橋などの外国人集住都市は財政的にパンクするでしょうね)、その経緯をしっかり見守りたいと思います。多文化共生なんて甘ちゃんなこと言ってる場合じゃないんです。ガンバレ、ブラジレイロス!

生活保護急増15億上乗せ 浜松市11月補正 「派遣切り」影響

浜松市は11日、生活保護費約15億円を盛り込んだ11月補正予算案を発表した。不況に伴う「派遣切り」の増加が著しく、生活保護受給世帯が前年同期に比べ3割も増えている事態を踏まえた。一方、受給申請も昨年秋以降、高水準で推移しており、担当者は基準の2倍を超す申請を抱え、支給決定に長時間かかるケースが生じている。

市は医療や生活、住宅などにかかる費用を支援する生活保護費を、今年度の当初予算で約65億円と見込んだ。ところが、10月1日の生活保護受給世帯は3880世帯で、前年同期の2954世帯に比べて1・31倍に増えるなど、予想を大きく上回った。

輸送機器関連工場で働くブラジル人など、派遣労働者の多くが契約を打ち切られたためとみられる。景気の急激な回復は見込めず、この先も受給世帯の増加が見込まれることから、市は、11月補正予算案で生活保護費の上乗せを決めた。

一方、関係者からは、生活保護の申請件数の急増に、市の事務処理能力が追いついていない、との指摘も出ている。申請数は昨年4~9月、毎月50件前後で推移していたが、景気が悪化した10月から増加傾向に転じた。今年3月以降は120件を超え、ピークの5月は166件に達した。

これに対し、申請を審査し、保護世帯を支援する市福祉事務所のケースワーカー数は前年度比5人増の40人。社会福祉法は、ケースワーカー1人につき80世帯を基準とするが、1人で163世帯受け持つ職員もいる。

市内の司法書士らで作る「生活保護支援ネットワーク静岡」によると、今年7月30日に生活保護を申請したが、決定通知が10月13日というケースが東区で確認された。また、中区の福祉事務所では、受付簿に名前を書いてから面談まで3~4時間かかった人も複数いたという。

同ネットワーク幹部で司法書士の榛葉隆雄さんは「ケースワーカーが足りないために、本来、受給できる人が救われない事態が生じる恐れがある」と訴える。同ネットワークは、ケースワーカーの増員や、迅速な事務処理などを求める要望書を10日付で高林一文・市会議長に提出した。

鈴木康友市長は11日の記者会見で、「ケースワーカーが足りないということはない。人口に占める受給者数の割合は、政令市の中でも最低水準だ」と強調した。(2009年11月12日 読売新聞)

外国人集住都市会議:体験報告後に宣言採択「多文化共生社会を」--太田 /群馬
毎日新聞 2009年11月27日 地方版

日系外国人などが多く居住する全国28都市で組織する「外国人集住都市会議」(座長・清水聖義太田市長)の09年会議が26日、太田市で開かれた。会議は参加都市を3ブロックに分け、ブロックごとに1年間の体験報告が行われ、最後に「多文化共生社会をめざして・すべての人が安心して暮らせる地域づくり」と題したおおた2009メッセージを採択して閉会した。

座長の太田市・清水市長が「共生社会確立のために、都市と国が力を合わせ、より良い社会ができればいい」などとあいさつ。会議は、ブロックリーダーがこの1年間の外国人問題や解決策を報告。午後は内閣府、総務省、法務省など関係省庁による報告や首長との活発な討論会も行われた。浜松、美濃加茂、太田の3市長が▽外国人の日本人同様の権利▽外国人庁の設置▽外国人の日本語教育の充実--の3項目を緊急提言し、会場に同席した民主党副幹事長に手渡した。

同会議は01年に浜松市、愛知県豊橋市などが中心になって14都市で発足。本県からは大泉町、太田市に今年から伊勢崎市も加わり、全国28都市になった。同会議は、外国人をめぐるさまざまな問題について国に改善を要望するなど、大きな影響力を発揮している。

来年度も太田市が座長となるが、会議は東京都内で開催する。【佐藤貢】


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【業務週報】ブラジル人ビジネス、最後のチャレンジ

パステル1枚350円

パステル(ブラジルの揚げ餃子みたいな軽食)もうまいんですが、1枚350円なんて値段を付けていては日本人は誰も買いませんよ~(汗)

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在日ブラジル人の状況は一段と好転してきたようです。先日、第2回目の日系人就労準備研修の講師を務めさせてもらいましたが、前回8月は定員160人の失業者で超満員!でしたが、今回は30人ほどになってましたし(9月の開講当初は120人ほど参加者があったのが途中で再就職が決まったり、帰国したりして急減したそう)、また知り合いが勤める南米向けの旅行会社に聞いても、一時のように片道航空券だけでなく、昔のようにクリスマスや新年に母国に一時帰国する往復の航空券も売れ出したとのこと(すでに帰国支援金でブラジルに帰ったブラジル人からの帰国希望のオファーがあるそう!)で、まあこのまあ混乱が収束に向かってくれれば、在日ブラジルコミュニティーも7万人減の25万人くらいで落ち着くのではないでしょうか。例の外国人社会保険義務化の問題がありますので何とも言えませんが。

在日ブラジル人の生活が落ち着きを見せ始める一方、ブラジル人向けビジネスの苦境はまだまだ続きそうです。先月も愛知県で有名なブラジルショップチェーンが民事再生手続を申請しましたしね。在日ブラジル人の数もかなり減りましたし、今回の経済危機でブラジル人の皆さんも消費傾向から節約志向になってしまい財布の紐も固いですし、まだまだブラジルショップの廃業、統廃合、そして倒産は続くものと思われます。

そんな中、いろいろ生き残りの方法を模索しているブラジル系企業、サービスもあります。

例えば、BEM VINDO ブラジル街(http://brasil-navi.net/)という日本人向けにブラジルショップを紹介するポータルサイト。在日外国人向けポータルサイトはいろいろありますが、日本人をターゲットに在日外国人コミュニティーを紹介するサイトは日本初なのではないでしょうか。ブラジルショップも日本人のお客さんも取り込んでいかなければ、先がないのは誰が見ても明らかなのですから、どんどん参加していただきたいと思います(詳細についてはお問い合わせください)。

またブラジル系旅行会社でも小さくなってしまった在日ブラジル人マーケットを対象に、従来のように南米向けの航空券だけを売っていたのでは、先がありません。ということで一部の旅行会社ではブラジル人にオーストラリア留学の斡旋したり、バリ島、プーケットなどのリゾートツアー、中国への買い物ツアーなど新たな試みを始めたところもあります。まだまだブラジル人の方たちもお金を持っている人は持っていますからね。この不況でも私の知人のブラジル人の方は今年一戸建て住宅を建てましたし。

ということで日本人にも在日外国人も、価格破壊、デフレ、円高など、とてつもなく厳しく先行きの読めない世の中ですが生き残りをかけて頑張っていきましょう。。。

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【業務週報】ブラジル人の子供の物売り

豊橋フェスタジュニーナ2009

豊橋のフェスタジュニーナ

浜松ペルー独立記念日2009

浜松のペルー独立記念日のイベント

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ウチの事務所はブラジル人集住地区内にあるので、ブラジル人の方の物売りが飛び込みでよく来るのですが、先日とうとう子供(小学生くらい)の物売りが現れビックリしてしまいました。発展途上国で子供の物売りはよく見かけますが日本では初めての経験でしたので。

見ると親?が後ろで監視や指示をしていて(多分親は日本語がわからぬために子供に売らせてるのでしょう)、梅雨明けの猛暑の中一軒一軒お店を回らせていましたが、まあ見ていて悲しくなりましたね。

今政府が日系人の人たちにほぼ無条件で帰国支援金を支給しており(手切れ金という批判はありますが)、いい悪いは別として母国に帰る手段は確保されたわけですから、ブラジル人の人たちもそろそろ身の振り方、将来について真剣に考えるときではないかと思います。今後も景気が本格的に回復しなければブラジル人の雇用回復もありえませんし、回復しても製造業派遣の禁止や労働市場が競合する外国人研修生や新日系人の増加など、やはり厳しいといわざるをえませんし。

また日本人の人たち(自治体、ボランティア団体、企業など)が日系人の人たちに食料、生活用品、カンパなど多大な支援をしてくださり、それはそれで非常にありがたいのですが、それも結局はその場しのぎ的なことで、日々ブラジル人と接している私からすると支援が逆にブラジル人の人たちをスポイルしまってるような感じがしてなんとも歯がゆくなりますね。今度新たに政府が始める経済的に立ち行かなくなったブラジル人学校の支援(各種学校への基準緩和など)も果たして意味があるのか、単なる延命策ではないかという思いもありますし(ここらへんは私の専門外で単なる憶測なんですが)。

とにかく今重要なのはこの経済危機をなんとか乗り越えること。私も情報提供やイベント告知、ガイドなど自分のできる範囲での協力は惜しみませんので、リクエストがありましたらご気軽にお問い合わせください。

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【業務週報】教会というセーフティーネット

豊橋フェスタジュニーナ2009

再来週の7/12(日)に行われる豊橋フェスタジュニーナ2009もカトリック教会の主催。日本人の皆さんもぜひご参加ください。
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日本人は基本的に無宗教で、宗教イコール胡散臭いとかお金儲けの道具というイメージがあったりしますよね。

でもキリスト教やイスラム教の国々出身の人たちは我々日本人から見ると非常に篤信家で、例えばブラジルやフィリピン人の人たちは日本でも毎週教会に行く人も多いですし、パキスタンやインドネシアの人たちはもっとすごくて、モスクに参拝に行ったり、ラマダン(断食)したり、ハラルミート(血抜き肉)を食べたりするんですよ、日本でも。

で今多いんですが、在日外国人の人たちは失業や貧困という問題に直面したりすると、皆さんまずそういう宗教施設に相談したり、駆け込んだりして解決策を仰いだりするんです。行政機関やNPOボランティア団体、派遣村真っ青のセーフティーネットぶりです(笑)。

まあそういう機能があるから21世紀になっても宗教ってなくならないんでしょうね。私も商売繁盛祈願に豊川稲荷にでも行かなくては(汗)

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