【業務週報】ブラジル人ビジネス、最後のチャレンジ

パステル1枚350円

パステル(ブラジルの揚げ餃子みたいな軽食)もうまいんですが、1枚350円なんて値段を付けていては日本人は誰も買いませんよ~(汗)

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在日ブラジル人の状況は一段と好転してきたようです。先日、第2回目の日系人就労準備研修の講師を務めさせてもらいましたが、前回8月は定員160人の失業者で超満員!でしたが、今回は30人ほどになってましたし(9月の開講当初は120人ほど参加者があったのが途中で再就職が決まったり、帰国したりして急減したそう)、また知り合いが勤める南米向けの旅行会社に聞いても、一時のように片道航空券だけでなく、昔のようにクリスマスや新年に母国に一時帰国する往復の航空券も売れ出したとのこと(すでに帰国支援金でブラジルに帰ったブラジル人からの帰国希望のオファーがあるそう!)で、まあこのまあ混乱が収束に向かってくれれば、在日ブラジルコミュニティーも7万人減の25万人くらいで落ち着くのではないでしょうか。例の外国人社会保険義務化の問題がありますので何とも言えませんが。

在日ブラジル人の生活が落ち着きを見せ始める一方、ブラジル人向けビジネスの苦境はまだまだ続きそうです。先月も愛知県で有名なブラジルショップチェーンが民事再生手続を申請しましたしね。在日ブラジル人の数もかなり減りましたし、今回の経済危機でブラジル人の皆さんも消費傾向から節約志向になってしまい財布の紐も固いですし、まだまだブラジルショップの廃業、統廃合、そして倒産は続くものと思われます。

そんな中、いろいろ生き残りの方法を模索しているブラジル系企業、サービスもあります。

例えば、BEM VINDO ブラジル街(http://brasil-navi.net/)という日本人向けにブラジルショップを紹介するポータルサイト。在日外国人向けポータルサイトはいろいろありますが、日本人をターゲットに在日外国人コミュニティーを紹介するサイトは日本初なのではないでしょうか。ブラジルショップも日本人のお客さんも取り込んでいかなければ、先がないのは誰が見ても明らかなのですから、どんどん参加していただきたいと思います(詳細についてはお問い合わせください)。

またブラジル系旅行会社でも小さくなってしまった在日ブラジル人マーケットを対象に、従来のように南米向けの航空券だけを売っていたのでは、先がありません。ということで一部の旅行会社ではブラジル人にオーストラリア留学の斡旋したり、バリ島、プーケットなどのリゾートツアー、中国への買い物ツアーなど新たな試みを始めたところもあります。まだまだブラジル人の方たちもお金を持っている人は持っていますからね。この不況でも私の知人のブラジル人の方は今年一戸建て住宅を建てましたし。

ということで日本人にも在日外国人も、価格破壊、デフレ、円高など、とてつもなく厳しく先行きの読めない世の中ですが生き残りをかけて頑張っていきましょう。。。

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