【業務週報】エスニック料理店の経営は難しい

先日参加した名古屋のタイ・フェスティバル。やはりタイ人調理師が人海戦術でタイ料理作ってました(笑)
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私の取引先には外国人調理師が在籍するエスニック料理店・飲食店が結構多いのですが、一昨年、去年辺りから調理師の招聘が難しくなってしまい、経営者とともに人員確保に頭を痛める毎日。

エスニック料理店を経営するには、外国から本場の調理師を連れてきて本場の料理を提供するのが一般的。何故調理師が難しくなってしまったのかというと大きく分けて2つの理由があります。

一つは日本側の理由。良いか悪いかは別にして、外国人調理師が増えすぎてしまい、入管局が外国人調理師の新規の入国を制限しているような状況があります。まあ技能ビザで来日して、資格外活動違反で別の仕事に就くような不埒な輩もいますし、不況でお店の経営状況が悪く、招聘するお店が潰れ賃金未払いなどのトラブルもあります。要は入管局は管理しにくい外国人調理師をあまりよく思ってないのです。

もう一つは外国人調理師側の理由。要は超円安で日本で就労するメリットが減少してしまったということです。中国やインドネシアの方と情報交換すると、あちらの賃金上昇は凄まじい一方、デフレ日本は人手不足とは言え、先行き不透明でなかなか賃金を上げることはできませんから。こういう状況だと、母国で稼げる優秀な調理師はわざわざ日本に来ませんよね。

長引く不況、外食控えにより飲食店の経営は厳しい状況が続いていますが、エスニック料理店は上記のような理由で更に厳しい状況。飲食やるんだったら、○亀製麺や○ンショーのようになるべく自動化して調理もバイトパートに任せ、多店舗経営したほうがよっぽど楽に成功するような気が。

というわけで、エスニック料理店を始めるときは、決して成功するぞ!などと考えず、趣味だと割り切るようにしましょう(笑)

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