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【業務週報】新型インフルエンザとエスニック料理店

エキスポビジネス2009

メキシコ料理
先日名古屋で行われた南米ブラジル人のイベントに参加、その後打ち上げでメキシコ人シェフが作るメキシコ料理のお店に行って豚を食いまくりましたが、別に身体に異状ありませんでした。

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新型インフルエンザが遂に日本に上陸しましたね。外国人向けビジネス的に見てこういう時に怖いのが「風評被害」。実際メキシコ料理店の客足が途絶えたり、海外旅行のキャンセルが続出したり、メキシコ系の航空会社の航空券がパッタリと売れなくなったりという営業被害が出ているようです。そういえば狂牛病の時に韓国焼肉のお店が、毒餃子のときに中華料理店がバタバタ閉店したりしたのを思い出しました。

新型インフルエンザは確かに怖いでしょうが、日本製の高性能マスクで防げるはずです。あまり過敏な反応をするのはいかがかな~と思いますね。

途絶えた客足、在日メキシコ人店主「関係ないのに…」

2009年5月1日4時59分 asahi.com

豚インフルエンザは、日本国内で商いをするメキシコ人にも影を落としている。店の客足が遠のいたり、商品を心配されたり。「関係ないのに……」。ちょっと過剰な反応に、メキシコ人店主たちは心を痛める。

横浜市中区の繁華街にあるメキシコ料理店「ロス・アミーゴス」。静かな店内でマリア・サイマさん(46)が1人、客を待っていた。

この夜の来客は2人。30人が入る店内は先週まで、予約なしでは座れないこともあった。それが豚インフルエンザ問題の発覚後、客足がぱったりと途絶えた。仕方なく、アルバイトも休ませている。

「豚インフルエンザとは何の関係もないのに……」

マリアさんは日本人男性と結婚し、89年に来日。料理などを通して20年間、日本にメキシコの文化を紹介してきた。今回の騒ぎを「ただごとではない」と感じたのは、店の前を通った女性が「メキシコ料理だ。怖い怖い」と言って避けていったときだ。

日本に住むメキシコ人の友人からも同じような相談の電話が来ているという。「本当に悲しかった。日本人はもう少し冷静に考えてほしい」と残念がる。

メキシコの家族は、メキシコ市から車で1時間余りのトルーカ市にいる。電話では「人込みは避けているが、特に心配していない」と元気そうだった。むしろ日本の騒ぎを聞いて驚いていたという。

不安に思うのは、豚インフルエンザの騒ぎが、市民レベルの交流に水を差すことだ。実際、準備に参加していた両国交流400周年の記念イベントが各地で中止になったり縮小したりしている。

「今日は今日、明日は明日がメキシコ人の前向きな考え方。それでも今回の影響を乗り越えるのは簡単ではないと思う」とマリアさんは話す。

東京都目黒区のノエル・エドガル・ガルシアさん(32)はメキシコ産のコーヒー豆を輸入し、日本で売っている。07年に来日し、今年になってやっと顧客がついた。

メキシコ市に住む両親は「外出は減ったが、普通の生活をしている。パニックもない」という。むしろ、日本の顧客からは「問題ない?」と尋ねられる。「コーヒー豆は全く関係がない」と説明している。「騒ぎが続くとメキシコ産はすべて危険と思われるかもしれない。消費者が過剰反応をしないか心配です」

反対に、心が温まることもあった。「家族は大丈夫?」。日本人からよく声をかけられるようになった。「一緒に心配してくれる日本人がいる。今はそれがうれしい」(田村剛)

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