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【業務週報】外国人タレントの入国拒否

台湾では何故か日本のプロレスが大人気。地上波で24時間見られます。

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ニュースによると最近韓流スターの入国拒否(厳密に言うと上陸拒否)が相次いでいるそうです。

外国人芸能人や外国人スポーツ選手などが日本で仕事(コンサートや試合)を行う場合、「興行ビザ」という在留資格を来日前に取得する必要があるのですが、下のケースですと、韓国籍なので観光だったらノービザ、しかも日帰りで報酬も発生しないということで取得しなかったんでしょうね。

忙しいスターの立場からすれば、たかが1日の滞在のために面倒な在留資格認定書交付申請なんかやってられるかというところでしょうが(興行ビザはいろいろ問題が多く、審査も厳しい)、コンプライアンスが問われる時代なんでここは法令を遵守していただきたいと思います。

しかし、韓流スターを狙い撃ちにした今回の入国拒否事件、何か裏があると思えるのは私だけでしょうか(苦笑)

入国拒否されたBEAST興業ビザなかった

韓国の男性6人組「BEAST」に入国許可が下りず、韓国に引き返すトラブルがあったばかりの東京・羽田空港に17日、韓国の人気スター、チャン・グンソク(24)が来日。投げキッスとグンちゃんスマイルに集まった800人のファンは歓喜した。一方、BEASTの“入国拒否”は、日本で芸能活動を行う際に必要な興行ビザを取得していなかったことが原因だったことが明らかになった。

韓流ブームが過熱し、来日するK‐POPグループが激増する中で、ビザ問題が起こった。

入国許可が下りなかったのは、BEASTが興行ビザを取得していなかったことが原因だったことがレコード会社などへの取材で17日、分かった。また、複数の韓国紙によれば、日本でのマネジメントを請け負うユニバーサルミュージックが、今回のイベントはコンサートなど出演料が発生するものではないと判断して、BEASTの所属事務所に「ビザの取得は必要ない」と伝えたとしている。

ユニバーサル‐は17日、「今後はこういうことがないように注意します」とコメントした。

BEASTは16日午前11時ごろに来日し、イメージソングを歌った映画「シャンハイ」の試写会に出席して日帰りで帰国する予定だった。しかし、羽田空港の入国審査を通過できず、空港で約8時間待機。イベントには出席できないまま、当初の帰国予定便(午後8時20分)に乗り、離日した。

韓国の音楽事情に詳しい業界関係者は「韓国に限らず、海外のアーティストが作品のPRや単発的なテレビ出演などでの来日では、以前からビザを取得しないことは多かった」と明かす。興行ビザなしでの来日が多かったというが、韓流ブームが過熱する中で、日韓双方の入管当局が事態を重くみたと思われる。前出の関係者は「今年5月くらいから入国審査が厳しくなり、何時間も契約書を確認する例が増えてきた」と話す。

BEASTは20日に新潟市で行われる合同ライブに出演するため、19日に再来日予定。同ライブの主催者によれば「興行ビザは取得している」という。
(2011年8月18日) デイリースポーツ

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【業務週報】外国人ジョッキーの招聘

先日、日ごろからお世話になっている会社さんから、入管ビザ申請のお問い合わせを受けたのですが、それが珍しい、というか私としても初めての「外国人ジョッキーとトレーナー(競馬の騎手と調教師)の招聘案件(在留資格技能と興行)」だったんです。

競馬のことは全然わからないので、いろいろ調べてみたのですが、確かに騎手というのは一人育成するのにものすごいコストがかかりますし、年収○○○万円の人気ジョッキーとなると高給取りとなり逆に使いづらい。製造業でしたら、すぐロボット導入して省人化しろとか言い出しそうが、騎手じゃそれもできません(笑)。ということで外国人騎手がジワジワとブームになったようです。しかもお馬さん相手の仕事なんで日本語能力も必要なく外国人に打ってつけです(爆)

まあ、野球や相撲、サッカー、格闘技などでも外国人選手がいっぱい活躍していますし、差別がなく実力のみで評価される世界なんでスポーツ業界ってハングリーで低コストな外国人が進出、活躍しやすい職種なんでしょうね。

経済状況が悪いためか、政治や世論が変に右化するのと比べ、実態経済、人手不足な業界は安価で優秀な外国人雇用一直線。変に納得させられました。

人手不足を補うアジア系騎乗者 田中哲実 netkeiba.com

平成5年10月に開場して以来、順調に利用馬が増え続けている浦河のBTC(財団法人・軽種馬育成調教センター)は、大晦日と元日の2日間こそ閉場したものの、年明けとともに多くの育成馬で賑わう日々だ。

昨年秋の段階で、すでに騎乗したままこの施設に通える範囲にある民間育成牧場の馬房数はついに700を超え、現在もなお増えつつある。

開場して15年が経過したこの一大調教施設は、冬季間の今こそ利用価値が最も高まる季節で、屋内の施設が充実しているために、悪天候時にもほとんど影響なく調教が可能だ。

いずれも屋内の直線ウッドコース(1000m)、ダートコース(600m)、坂路ウッドコース(1000m)などが冬季間の調教場となるが、これらの利用料は1日あたり800円。日曜日を除き月25日間の利用でも、わずか2万円にしかならない。

当初はわずか1日平均35頭程度の利用からスタートしたこの施設が、開場12年目の平成17年には、1日平均500頭を超える頭数にまで激増しており、以後、数字はほぼ横ばいのまま安定している。

それに伴って、利用馬の競走成績もまた年を追うごとに上昇の一途をたどり、平成19年度には、中央751勝、地方2194勝を数えるまでになった。実際にどの程度の期間もしくは回数、ここで調教を積まれたかは馬によりかなりの差があり、一様ではないが、いわゆる「BTC効果」とも言うべき付加価値をこの施設から実感として受け止めている関係者はひじょうに多い。広大な面積、抜群のロケーション、様々な施設によりバラエティに富んだ調教メニューが組めることなど、冬季間という気象上のハンディキャップを差し引いても、この施設の魅力は余りある。

さて、現在、ここを主に利用している育成牧場は大小合わせて約40牧場ほど。近年はどこの育成牧場でも騎乗者不足に悩まされているのだが、その穴を埋めているのが、東南アジア系諸国からの出稼ぎ騎乗者たちだ。以前、ここではオセアニア系白人が多かったのだが、近年は完全にマレーシアやフィリピンなどから来ている騎乗者が主流である。

浦河町における外国人登録者数は12月末現在でちょうど100人。

国別の内訳は、多い順に列記すると、フィリピン人40人、マレーシア人20人、ニュージーランド人10人韓国人8人と続く。因みに、イギリス人は4人、ブラジル人も4人、アメリカ人に至ってはわずか1人である。

マレーシア人とフィリピン人のみならず、この町で暮らす外国人たちのほぼ9割は何らかの形で「馬業界」に従事しており、その多くが騎乗者である。マレーシアもフィリピンも、もちろん競馬場があるものの、やはり日本に来て働く方が高い報酬を得られるのである。

フィリピン人騎乗者

個人差が多少あるとは思うが、彼らの平均的な月収はおおよそ25万円程度。もちろん、母国には家族が暮らしており、実際にはそれらのうちから相当額を「仕送り」している。

私の知人Bさんは、手元に7~8万円程度を残し、他の全てを家族に送金する。金額にして17~18万円。フィリピンで、これだけあると一族郎党がみんな優雅に生活できるのだそうで、「子供を学校に通わせたり、家を改築したりしている」らしい。

で、本人は残りの7~8万円で生活するわけだが、見ていると、まず贅沢は一切しない。「せいぜい食費と後は携帯電話の通話料くらい」しか遣わず、ネオン街を飲み歩くことも、パチンコ屋に出入りすることもない。家族のためにひたすら質素な生活を送っている印象なのだ。

フィリピンでは騎手のライセンスを持つ人がとても多いという。しかし、競馬場で実際にレースに騎乗できる人はごく一部らしく、あまり上手ではない人ややや年齢が高くなった人は恵まれない環境にいるらしい。

そういう人たちが日本にやってきて騎乗者として働き始め、徐々に口コミでその輪が広がってきた。血縁や友人関係などを頼って日本にやってくるケースも多く、一牧場に数人単位で同胞が働く例が多い。また、私の知る範囲では、フィリピン人とマレーシア人が同じ牧場に所属している例はなさそうだ。

言葉の壁や習慣の違いなどのハンディキャップはあっても、当分の日本人騎乗者の人手不足が解消しそうな気配はなく、その穴をこうして東南アジアの人々が確実に埋めてくれている。この傾向はしばらく続きそうである。

2009年01月21日

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