【業務週報】もうすぐ留学生のビザ変更シーズンだけど、、

閑散とする名古屋入管

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もうすぐ12月。12月というと外国人留学生の卒業による就労ビザ(人文国際、技術)への変更申請の受付が始まる月であり、毎年12月から3月は留学生が大挙入管に押しかけ、大混雑するのが常でしたが、そんな風景も経済危機以降はとんとなくなりましたね。まあこの惨憺たる内定率では仕方のないことかも知れませんが、、、

高度外国人人材とよばれる就労ビザを持つ外国人は収入が高く、社会保険料や税金を払える(当然といえば当然ですが)、労働力が減少し高齢者が増える今後の日本社会を支えてくれる文字通り「優秀な外国人」なんですが、そのような外国人が日本に来ない、日本に定着しないというのは、やはり何らかの原因があるはずで、「片手落ちの留学生30万人計画」と言われないためにも、政府も早急に対策を打つべきだと思いますね。

専門職外国人、日本を素通り
企業は現地採用シフト

専門的な知識などを持って日本で働く外国人(高度人材)の増加に急ブレーキがかかっている。2009年に新たに在留資格を得たのは8905人と前年比で49%減少、ピークの07年の半分以下まで落ち込んだ。企業が海外での直接採用に軸足を移していることが背景。受け入れ体制の不備なども指摘され、もはや日本は「来る魅力のない国」になってしまったとの指摘も出ている。

専門性が高い「技術」などの分野で日本で働くための在留資格を得た人数は、07年は2万2792件(人)と02年の2倍強まで膨らんだ後、08年から減少に転じた。09年は1万人を割り込み、02年の水準も下回った。厚生労働省幹部は「10年も同じ傾向だろう」とみる。

経済産業省によると、高等教育を修了した人口に占める外国人の比率は日本はわずか0.7%。英国の16%や米国の13%と比べて見劣りする。日本側の受け入れ体制が不十分なことを問題視する声は多い。「英語の生活インフラが整っていない」「子弟の教育に適した学校がない」といった点だ。

日本が成長していた時代はそれでも日本に滞在する外国人は多かったが、停滞色が年々強まっている昨今では日本に残るメリットを感じる外国人は少なくなっている。

スイスのIMD(経営開発国際研究所)が発表した高度人材から見た労働市場の魅力度では、日本は「42位」。欧米諸国や英語圏のみならず、順位を上げている中国や韓国を大きく下回っている。

優秀な外国人が日本を避ける状態が続けば、高度な知識の集積などで他国に後れを取り、長い目で見れば国の競争力の低下につながりかねない。

~日本経済新聞 電子版より~

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