【業務週報】新たな在留管理制度で増える外国人、減る外国人

ブラジル、中国(台湾)、アメリカ、インド、カナダ、インドネシアなど雑多なパスポートに囲まれるお盆

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お盆だというのに、今日もノンビリ(ダラダラ?)と事務所で仕事です。クライアントの外資系企業や中国人が社長さんの会社はお盆休みという概念がありませんし(飲食店は逆にかきいれ時)、私の方も来週台湾出張があって、仕事を前倒し進行してますんで仕方がないんですけどね~。一応日本人なんで明日は先祖の墓参りに行かねば、、、

で、最近思うのは先月から始まった「新たな在留管理制度」で増える増える外国人と減る外国人。事務所の経営にも密着していますし、外国人ビジネスに関わる人たちにも聞かれますしね。ということで勝手に予想してみると、、、

・高度外国人人材(人文国際・技術・企業内転勤などの就労ビザ系)とその卵の外国人留学生

こちらは間違いなく増えると思います。通訳案内士なみに外国人観光客向けに通訳ができる人材、ITエンジニアなどの高度外国人人材を受け入れば、日本の国力・経済力が増しますし、留学生のほうも「留学生30万人計画」で今後倍増しますし、そのために先月から留学ビザと就学ビザが一本化されましたから。今後創設される「5年ビザ」の恩恵を受けるのはこのグループでしょう。

・技能実習生(旧外国人研修生)
技能実習生も今後増えるのではないでしょうか?先月から始まった「新しい研修・技能実習制度」で組合の不正行為が事実上できなくなりましたし、技能実習生も1年目から給料をもらえるのでモチベーションが上がり失踪や中途帰国も減るでしょうからね。ただ中国などは経済発展で人件費が相当上がっており、現地でのリクルーティングは厳しいという話ですから、出身国はシフトしていくでしょうけど。

・定住外国人(定住者ビザ)
日系ブラジル人、ペルー人、フィリピン人などに多い定住者ですが、こちらはますます減るでしょうね。未だ経済危機のダメージから立ち直れてない人が多いですし、エコカー減税バブルの終焉でまた雇用危機が起こりそうですし、今後も製造業派遣禁止や企業の海外生産へのシフト、技能実習生の増加により日本国内での就業先は減る一方でしょうから。さらに自身の日本語教育や職業教育、子弟の教育、社会保障などのコスト、治安悪化や犯罪などのリスクを考えると、入れる意味がないというのが入管はもとより経済界の今の状況ではないでしょうか。今後団塊の世代の引退や我が国の少子化が一層進んで、我が国の労働力不足が一層顕著になるまで彼らの活躍の場はないような気がします。

ということで、私の仕事もますます煩雑で難解な就労ビザ系や技能実習生にシフトしていきそうな雰囲気。ということは今まで以上に頭を捻らされたり、時間を取られたりということです(爆)。早く日本を脱出せねば、、、

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