【業務週報】台湾の出生率は世界最低

数年前、台湾で結婚できない三十路キャリアウーマンが主人公の「負犬女王」というドラマがヒットしましたが、女性が社会進出すると少子化が進むというのは大いなる皮肉ですね。
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労働力不足の問題、それに密接に関連する少子高齢現象に興味があるので(笑)、その手のニュースは国内外問わずチェックしているのですが、意外なことに台湾の出生率は世界で最低レベルらしいんですよね。

日本と比べ経済的に好調な台湾でなぜ少子化が進むのか、その理由を考えてみると、、、

・女性が社会進出しすぎ
台湾では女性の高学歴化が進んでおり、寿退社という制度?もないため結婚しても仕事を辞めません。仕事が忙しく女性でも残業バンバンやります。ということで子作りする暇がないのかも知れません

・男性が中国大陸に出稼ぎしすぎ
チャイワン路線で多くの台湾企業が人件費の安い中国大陸に生産拠点を移しており、技術者などで中国に駐在する台湾人男性が今、非常に多いんです。遠距離恋愛で破局に至るケースが多いのかも知れません

・女性が買い物しすぎ(爆)

日本のように不景気でも出生率低下、台湾のように好景気でも出生率低下。出生率をコントロールするのって本当に大変なんでしょうね。2月も台湾に出張しますからいろいろ調査してみたいと思います。

出生率、初の1人以下に=少子高齢、深刻化-台湾

【台北時事】台湾の2010年の「合計特殊出生率」(女性1人が生涯に産む子供の数の推計値)が、初めて1人を割り込む公算が大きくなった。内政部(内政省)が10日までに発表した最新の人口統計によると、同年の新生児は前年比約2万4000人減の約16万7000人と、過去最少を更新。主要紙・自由時報が試算した同出生率は0.909で、世界最低になる可能性もある。
台湾では結婚する若者が減っている上、結婚しても重い教育費負担などから子供を生まない夫婦が増えている。昨年は子供を産むのに縁起が悪いとされるとら年だったため、新生児の減少に拍車が掛かった。当局は、このままのペースで子供が減少すれば、23年から人口減少社会に突入すると試算している。(2011/01/10-17:51)時事ドットコム

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