【業務週報】フィリピン人ヘルパー急増中

dsc02582.JPG

来る来ると言われながらなかなか来なかった外国人介護士ですが、ようやく今月第一陣がインドネシアから来日することが決定したようです。

ただ、直接的に人の命をあずかる重要な仕事なので、やはり日本語能力やコミュニケーション能力が心配ですよね。

で先日、フィリピン人向けのフリーペーパー会社の人と話してて、面白いと思ったのは、在日フィリピン人たちの間でそういう介護やヘルパーの仕事が結構人気や需要があるそうなんです。その理由はというと、、、

・配偶者ビザや永住ビザなど就労可能なビザを持ってるので安心して雇用できる
・以前興行ビザで来日しててホステスの経験があり一応日本語能力やこころくばりもある
・しかし年を取ってくると、水商売、ホステスの仕事もシンドくなってくる
・日比カップルの離婚率やシングルマザーが多く、生活費を稼ぐため働かなければならない

という事情らしいんです(爆)

しかしかつて散々批判やバッシングを受けた興業ビザのフィリピン人タレントさんたちがこのような形で日本の高齢社会の一端を担ってるいうのはすごい皮肉な現象ですよね。当時の入管や自○党がそこまで見越して興行ビザを発給していたとしたらスゴイんですけど、多分行き当たりばったり、予期せぬ効果だったんでしょう(笑)

EPAでインドネシアの看護師ら来日へ、予定枠の半数以下
7月29日3時6分配信 読売新聞

日本とインドネシアの経済連携協定(EPA)に基づき、我が国が初めて受け入れる外国人看護師・介護士が来月7日に来日することが正式に決まった。

人数は、初年度枠計500人の半数以下の208人にとどまった。予想外に少なかった背景には、制度の周知期間が短かったことに加え、候補者の半数以上を占めた男性看護師を日本の医療機関側が敬遠したことがある。来日できなくなった男性看護師からは不満の声も出ており、今後の課題になりそうだ。

「なぜ、自分が選ばれなかったのか分からない。日本に行けると思って病院も辞めたのに……」

インドネシア・ジャカルタ近郊の病院で2年8か月の実務経験を持つ男性看護師のアタンさん(26)が肩を落とした。今年5月、EPAに応募し、筆記試験や面接を通過。日本行きの候補者として選ばれたが、今月中旬になって、「受け入れ施設とのマッチング(組み合わせ)が不成立だった」との連絡を受けた。提出書類の翻訳など来日に向けた準備に備え、勤めていた病院は退職。「女性を希望する施設が多いと聞いていたが、納得できない。元の病院で再雇用してもらえるかも分からず、失望だけが残った」と話す。

日本側の受け入れあっせん機関「国際厚生事業団」によると、面接などを通過して候補者に選ばれたのは、看護師170人、介護士124人の計294人。しかし、候補者選考後、受け入れ施設と候補者の双方の希望を参考にコンピューターで行う「マッチング」で受け入れ先が決まったのは、看護師112人(女性81人、男性31人)、介護士114人(女性64人、男性50人)の計226人。マッチングが成立しない人は当初は1割前後と見込まれていたが、実際には、2割以上の68人が不成立。このうち看護師は58人全員が、介護士も10人中8人が男性だった。このほかに、18人が辞退などで来日しない見通し。

日本で働く看護職員に占める男性の割合は約5%で、介護職員でも約21%。同事業団では「予想以上に男性の候補者が多かった。『女子寮しかない』などの理由で辞退した所もある」と説明する。男性介護士2人を受け入れる千葉県内の社会福祉法人は「タフさを見込んで男性を希望したが、女性より倍率が低く、希望通りになった」とした上で、「施設の入所者は女性の方が多いため、『同性介護』の面で女性を希望した所が多かったのではないか」と話す。(社会部 小林篤子、ジャカルタ支局 佐藤浅伸)

OFFICE SHIBATAのHPに戻る

OFFICE SHIBATAにメールする

TOPへ戻る