【業務週報】偽装結婚の駆け込み需要

配偶者ビザの申請で不交付・不許可になった場合は、まずご相談ください。
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日本人と国際結婚した外国人に与えられる「配偶者ビザ」の入管審査が今年に入り、厳しくなっているそうです。

一旦配偶者ビザを取ってしまえば、日本国内での就労に制限はありませんし(ということは水商売でも風俗でもOK)、別居・離婚しても次のビザ更新までは合法的に滞在できますし、日本人配偶者との間に子どもができれば離婚後も滞在できてしまうという「ゆるい」ビザなんで、就労目的の虚偽の申請が多いのでしょう。さらに最近では、婚活ブームに便乗した「怪しい国際結婚紹介所」が跋扈しているようで、輪をかけて怪しい申請が増えているような気がします。

入管もこのへんの事情ははもう分かっているので、審査を厳しくしたり、2012年の在留カードの運用とともに配偶者ビザのビザ取消をはじめたり、短期ビザの外国人に在留カードを与えないようにするのですが。

ということで、在留カードの導入まで偽装結婚の駆け込み需要が続くのかもしれません(汗)

女性は「置き屋」で共同生活 結婚詐欺、偽装結婚の温床か
2010.11.1 02:00 産経ニュース
相次ぐ国際結婚トラブルが刑事事件に発展した。日本人男性に紹介される韓国人女性が、宮城県内のアパートなどで共同生活していることも判明。このような場が結婚詐欺や偽装結婚の温床になっている可能性があり、県警は事件を糸口に全容解明に乗り出す。

今回被害にあった夫婦の関係者によると、韓国人妻は当初、アパートで同世代の韓国人女性3、4人と6畳と4畳の2部屋で生活。こうしたアパートは「置き屋」と呼ばれ、結婚仲介業者が不定期に訪れ、年齢や容姿を見定めて日本人男性に紹介する。

女性の大半は3カ月間の短期滞在で来日。月に数回、米やみそ、キムチなどの食料が差し入れられるだけで小遣いなどはなく、日本語の勉強をしながら結婚の機会を待つ。関係者は「男性に気に入られないと、そのまま帰国しなければならない」と話す。

妻も短期滞在で、結婚に至らずに2カ月が過ぎ、「仲介業者に『商品』と呼ばれて腹が立った」と置き屋から逃走。以前、男に紹介された夫の携帯電話に連絡し、仙台市内で数カ月間過ごした。その後、韓国に戻って再来日し、夫と結婚したという。

日本の農村では嫁不足が深刻で、国際結婚を積極的に勧めるケースがある。東北の農村でも二十数年前、行政主導で国際結婚を推進。その名残で東北に民間の国際結婚仲介業者が根付き、地元の韓国人女性らが置き屋を管理しているという。大崎市内だけでも5、6軒あり、国際結婚トラブルが発覚後、数軒が撤退したとされる。

一方、偽装結婚を仲介したとして、10月に栃木県警に逮捕された宮城県登米(とめ)市の中国人の女は、市内の風俗店で中国人女性を働かせながら、仲介業者などに紹介していたとみられる。女は県警の調べに対し「偽装結婚で数組を結婚させた」などと供述しているという。

捜査関係者は「置き屋は、男性が結婚を望んでいれば結婚詐欺、戸籍を売るなど金銭を望んでいれば偽装結婚に振り分けている可能性がある。どちらでも手数料として数十万円が手に入る仕組みだ」と指摘。県警は、置き屋に女性を供給する現地ブローカーが存在するとみて、背後関係を調べる。

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