【業務週報】ビザでお困りの方たち・・・

Despachante não licenciado

入管の審査が厳しくなってから「ビザでお困りの方たち」から緊急の相談が掛かってきて対応に追われることしばしば。

さらに今年は経済危機による失業や経済的な破綻による離婚や別居でビザの更新が難しい外国人の方たちが多く、相談を受けながら悶絶する毎日です。

相談に来る外国人の方たちもなんとか日本に住み続けたいと考えますし、こちらも何かいい方法はないかといろいろ考えるんですが、こういう状況の悪い案件の場合、それを覆す方法ってほとんどないのが現実なんですよね、かわいそうな話ですけど。さらにオーバーステイになってしまえば今の経済状況では雇用の機会は全くありませんし、パスポートが汚れる前に帰国して捲土重来を期すようアドバイスしていますが、、、

もっとかわいそうなのは無資格者のもぐりのブローカーに大金を払って手続を依頼して不許可になってしまってから相談に来るケース。「溺れる者は藁にもすがる」と言いますが、精神的に追い詰められるとそういう怪しい人間の甘い言葉にコロっと騙されてしまうのでしょうね。

ということで、ビザや入管申請でお困りの方は手遅れにならないうちに申請取次者(弁護士や行政書士)で経験豊富な人の在籍する事務所に相談されることをオススメします。

「ビザでお困りですか」のネット広告 偽造斡旋業者が暗躍

8月3日0時37分配信 産経新聞
インターネット上に「ビザでお困りの方」などと広告を載せ、ビザが切れた留学生などの不法残留に必要な偽造

書類の手配を斡旋(あっせん)する業者が暗躍している疑いが強いことが捜査関係者の話で明らかになってきた。統計上、不法残留者は5年前から半減しているが、違法業者の動きは依然活発な上、不法残留者は最近、近所の目につきやすい集団居住を避ける傾向もあり、「手口が巧妙になり、不法残留が潜在化している。統計は、実態を反映していない」と、斡旋ビジネスの拡大を懸念する声も捜査現場では強まっているという。

「ビザでお困りの方」というキーワードをインターネットで検索すると、約25万件ものページがヒットする。大半はビザの申請代行業務を行う行政書士事務所や留学関係のサイトだが、違法業者の可能性が疑われる書き込みもみられる。中国人らの間で、「不法状態(黒)を合法状態(白)にする」といった意味で使われる隠語「黒転白」が躍るページもある。

警視庁関係者によれば、違法業者はネット上の掲示板などに広告を出し、10万円前後の前金で偽造文書の

手配を請け負っているという。だが、捜査幹部は「サイトだけでは、どれが違法業者か区別するのは難しい」とも打ち明ける。

法務省や警察庁の統計によると、不法残留者は平成16年1月1日現在で21万9418人だったのに対し、21年は11万3072人まで減少。入管難民法違反での摘発者数も20年までに半減しており、16年に政府が掲げた「半減目標」をほぼ達成した格好だ。

ただ、捜査関係者は「この数字をうのみにして、楽観することはできない」と語る。業者も不法残留者もノウハウ

を学んでおり、捜査自体がどんどん難しくなっているためだ。

実在する日本企業名の印鑑を使って通訳の雇用書類を偽造して、東京入国管理局に提出、就労目的での在留が認められる「人文・国際」のビザを取得する手口も、今年4~7月にかけて警視庁に摘発された。偽造書類を使った手口について、元東京入国管理局長の坂中英徳移民政策研究所所長は「膨大な案件を取り扱うため、形式的な審査に流れがちな入管の盲点をついた手法」と指摘する。

集団居住が減る一方、出勤途中の職務質問を避けるため、勤務先に住み込むケースも増えているという。また、「正規のパスポートとビザを持っているので、不法残留者と見抜くのは困難」(捜査幹部)といい、水際対策の徹底が急務となっている。

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