【業務週報】水無月は外国人の摘発が多い月

今月はニュースをチェックしていると偽装結婚や資格外活動違反の摘発が多いような。

というのは今月6月は毎年「不法就労外国人対策キャンペーン月間」で入管や警察の摘発が集中的に行われる月なのです。ニュースを見ていると、今年は査証免除の国からノービザで来日して売春をしたり、風俗店で働く偽装結婚中?の外国人がいろいろ調べられて、偽装結婚が発覚したり、外国人留学生が風俗店で働いていて資格外活動違反で逮捕されるというケースが多いようです。以前は不法就労というと稼げる工場での就労が多かったのですが、製造業の海外移転でそういうケースは減少しつつあるみたいですね。やはり「風俗は不況に強い」と思いました(苦笑)。

オーバーステイ外国人もピークの1993年には30万人もいたのですが、どんどん減少を続けており今では何と62000人まで減ったそう。企業のコンプライアンス意識が進んだのか、摘発の成果か、日本の国力の低下のための自然減が原因か分かりませんが。

在留カードの運用が始まり正規に滞在する外国人の入管審査も厳しくなっておりますし、入退社などの在留カードの届出、社会保険、納税など、外国人にまつわる手続は煩雑さを増しております。適切に外国人を雇用したい会社はお問い合わせください。

中国人と偽装結婚容疑 陸自陸曹長逮捕 京都府警
2013.6.17 18:52 [外国人犯罪]産経ニュース

日本の在留資格を得るために偽装結婚をしたとして、京都府警外事課は17日、公正証書原本不実記載・同供用容疑で、陸上自衛隊桂駐屯地(京都市西京区)の中部方面後方支援隊陸曹長、谷本孝行(53)=京都市南区久世大藪町=と中国籍で、風俗店従業員、孟(もう)迪(てき)(31)=同市下京区吉文字町=の両容疑者を逮捕したと発表した。いずれも容疑を認めている。

2人の逮捕容疑は平成23年11月22日、孟容疑者の日本での長期在留資格を得るため、結婚生活を送る意思がないのに、同市南区役所久世出張所に婚姻届を提出し、偽装結婚をしたとしている。

府警によると、孟容疑者は平成15年3月に就学ビザで来日。婚姻届を提出後、2人が一緒に生活していた形跡などはなく、結婚生活の実態はなかったという。

調べに対し、谷本容疑者は「金に困ってやった」と供述。府警は、金銭の受け渡しの事実確認や2人が知り合った経緯、偽装結婚を仲介したブローカーがいなかったかどうかなどについて捜査を進め、事件の全容解明を急いでいる。

陸上自衛隊桂駐屯地は「現在、警察で捜査中であり、事実関係を確認して適正な措置をするまではコメントを差し控える」としている。

ワーキングホリデーで来日の女を就労させた容疑 韓国パブ経営の女を書類送検 神奈川県警
2013.6.18 14:48 産経ニュース

ワーキングホリデーと観光ビザで来日した女2人をホステスとして働かせたとして、神奈川県警国際捜査課などは18日、入管難民法違反(不法就労助長)容疑で、同県大和市中央の飲食店経営の女(60)=韓国籍=を書類送検した。容疑を認め、「だめとは知っていたが、(ワーキングホリデーの場合)ちょっとぐらいの時間ならいいと思った」と供述しているという。

送検容疑は、4~6月の間に、ワーキングホリデーの資格で来日していた相模原市南区上鶴間のホステス、金多榮(キム・ダヨン)容疑者(28)ら韓国籍の女2人=いずれも同法違反(資格外活動)容疑で逮捕=を、経営する同市内の韓国パブでホステスとして働かせ、不法就労活動をさせたとしている。

2人はいずれも容疑を認め、金容疑者は、「写真の勉強をしに来た。最初は(横浜市)伊勢佐木町で、その後大和市内で(同店を含めて)2カ所、ホステスとして働いた」と供述しているという。

ワーキングホリデーは、文化などの相互理解を深める目的で、2つの国・地域間で18~30歳の青少年を行き来させる制度。

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