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【業務週報】在日ブラジル人の失業率50%

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ポルトガル語のフリーペーパーを見ていると「在日ブラジル人の失業率50%」との見出しが。ということは単純計算で現在32万人いる在日ブラジル人のうち16万人くらいが失業しているわけです(実際には子供がいるので10万人超くらいでしょうか)。

で失業した16万人のブラジル人の人たちがすんなり母国に帰れればいいんですが、実際には航空券が高くて買えない、空きがない(セントレアのブラジル行き便は帰国ラッシュでパンク中)、定住化で腰が重くなった、様子見、雇用保険受給待ち、給付金待ち(笑)、などなどの理由でなかなか帰れなかったり、帰らないという現実があります。実際に帰るのはせいぜい数万人ではないでしょうか?

で日本に踏みとどまっての再就職のほうも今年一杯製造業の求人復活はないでしょうから、サービス業、介護、農業林業などの日本語能力、日本人とのコミュニケーション能力、ホスピタリティーが求められる分野に職を求めていかなければいけないと思いますし、仕事を得るために日本語習得や職業教育への関心や意欲も増すんじゃないかと思います。

ということを考えるとこの100年に1度の未曾有の経済危機も在日ブラジル人そしてブラジル人コミュニティーにとってみれば質的に向上するチャンス、生活能力を上げるチャンス、日本社会と統合するチャンスなんですから、まあ頑張ってほしいものです。

と無理やり思考をポジティブにして2月危機に臨まなくては(爆)

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【業務週報】ブラジル人労働者のリストラ

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とんだ100周年になりました、、、

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4月からガソリンの価格が毎月上がるようになって、自動車が売れなくなり、工場が減産となり、いままで景気がいいと言われてきた東海地方でもブラジル人労働者のリストラ(人員整理)が始まっております。普通車で3割、軽自動車で2割生産が落ちその分だけブラジル人の首が切られる大リストラですから、ブラジルコミュニティーにとって1990年の湾岸戦争、1997年の消費税5%引き上げ、2002年の世界同時多発テロ以来、4回目の危機到来だと思います。

しかも今回の危機に乗じて?外国人研修生や日系フィリピン人などブラジル人より安価な外国人労働力へ雇用をシフトさせようという動きもあるので、今後もブラジル人の雇用は縮小に向かうのではないでしょうか?

ブラジル人側でももっと日本語の能力や漢字の読み書き能力、資格、職業技能を身につけて、単純労働以外のいろいろな仕事に就けるように努力すればいいんでしょうが、なかなかのんびりしてるんで、彼らは、、、。そういうサポートシステムも日本社会にはありませんし、、、

外国人の失業率って外国人犯罪率と直結していると個人的に思っているので、またその手の事件が起きないか心配です。

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【業務週報】フィリピン人ヘルパー急増中

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来る来ると言われながらなかなか来なかった外国人介護士ですが、ようやく今月第一陣がインドネシアから来日することが決定したようです。

ただ、直接的に人の命をあずかる重要な仕事なので、やはり日本語能力やコミュニケーション能力が心配ですよね。

で先日、フィリピン人向けのフリーペーパー会社の人と話してて、面白いと思ったのは、在日フィリピン人たちの間でそういう介護やヘルパーの仕事が結構人気や需要があるそうなんです。その理由はというと、、、

・配偶者ビザや永住ビザなど就労可能なビザを持ってるので安心して雇用できる
・以前興行ビザで来日しててホステスの経験があり一応日本語能力やこころくばりもある
・しかし年を取ってくると、水商売、ホステスの仕事もシンドくなってくる
・日比カップルの離婚率やシングルマザーが多く、生活費を稼ぐため働かなければならない

という事情らしいんです(爆)

しかしかつて散々批判やバッシングを受けた興業ビザのフィリピン人タレントさんたちがこのような形で日本の高齢社会の一端を担ってるいうのはすごい皮肉な現象ですよね。当時の入管や自○党がそこまで見越して興行ビザを発給していたとしたらスゴイんですけど、多分行き当たりばったり、予期せぬ効果だったんでしょう(笑)

EPAでインドネシアの看護師ら来日へ、予定枠の半数以下
7月29日3時6分配信 読売新聞

日本とインドネシアの経済連携協定(EPA)に基づき、我が国が初めて受け入れる外国人看護師・介護士が来月7日に来日することが正式に決まった。

人数は、初年度枠計500人の半数以下の208人にとどまった。予想外に少なかった背景には、制度の周知期間が短かったことに加え、候補者の半数以上を占めた男性看護師を日本の医療機関側が敬遠したことがある。来日できなくなった男性看護師からは不満の声も出ており、今後の課題になりそうだ。

「なぜ、自分が選ばれなかったのか分からない。日本に行けると思って病院も辞めたのに……」

インドネシア・ジャカルタ近郊の病院で2年8か月の実務経験を持つ男性看護師のアタンさん(26)が肩を落とした。今年5月、EPAに応募し、筆記試験や面接を通過。日本行きの候補者として選ばれたが、今月中旬になって、「受け入れ施設とのマッチング(組み合わせ)が不成立だった」との連絡を受けた。提出書類の翻訳など来日に向けた準備に備え、勤めていた病院は退職。「女性を希望する施設が多いと聞いていたが、納得できない。元の病院で再雇用してもらえるかも分からず、失望だけが残った」と話す。

日本側の受け入れあっせん機関「国際厚生事業団」によると、面接などを通過して候補者に選ばれたのは、看護師170人、介護士124人の計294人。しかし、候補者選考後、受け入れ施設と候補者の双方の希望を参考にコンピューターで行う「マッチング」で受け入れ先が決まったのは、看護師112人(女性81人、男性31人)、介護士114人(女性64人、男性50人)の計226人。マッチングが成立しない人は当初は1割前後と見込まれていたが、実際には、2割以上の68人が不成立。このうち看護師は58人全員が、介護士も10人中8人が男性だった。このほかに、18人が辞退などで来日しない見通し。

日本で働く看護職員に占める男性の割合は約5%で、介護職員でも約21%。同事業団では「予想以上に男性の候補者が多かった。『女子寮しかない』などの理由で辞退した所もある」と説明する。男性介護士2人を受け入れる千葉県内の社会福祉法人は「タフさを見込んで男性を希望したが、女性より倍率が低く、希望通りになった」とした上で、「施設の入所者は女性の方が多いため、『同性介護』の面で女性を希望した所が多かったのではないか」と話す。(社会部 小林篤子、ジャカルタ支局 佐藤浅伸)

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【業務週報】労働力自給率を考える

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厳重な警備下の名古屋中国領事館。

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またまた外国人労働者受け入れの話になりますが、「留学生30万人計画」、「外国人看護士、介護士受け入れ」や「外国人高度人材30万人計画」などにより、今まで以上(倍増!)に継続的に一定規模(50年で1000万人という説もあります!)の外国人労働者を受け入れるとなると、やはりアジア圏から受け入れるしかないと思うんです。

しかも日本語ができる、漢字が読める外国人でないと留学で日本に来ても専門学校、大学での勉強についていけませんし、厳しい就職活動を突破して日本の職場で専門的な仕事をすることもできません。となるとやはり漢字圏、特に中国の人たちをメインに受け入れていくしかないんでしょうね。いくら就労ビザを取れるとしても日本とあまり賃金水準の差がなく自国の経済発展の著しい台湾やシンガポールの人たちがわざわざ日本で就労してくれるとは思えません。その点中国人の場合、人口が多いですし、中国での封建的な格差社会問題や低い賃金などに不満を持っている人が多く、海外指向も日本で就労するメリットもまだ強いでしょうから。

そこで問題となるのが両国民の信頼関係。特に今年に入って毒餃子事件やチベット問題があったため、日中関係は険悪化しておりますし、中国人バッシングも激しくなっており、両者の溝は以前より深まっています。中国では反日教育など歴史的な経緯もあり、中国人の日本人観が劇的に良好になるとも思えない。でも日本に働きに来てくれる外国人は中国人しかいないというジレンマ。

「○○万人受入れ」という数値目標、見える化もいいですが、外国人労働者の質の見極めや受け入れ態勢、リスク管理を考えないと将来えらいことになりそうな予感がします。

食料自給率がよく話題になりますが、労働力自給率も真剣に考えないといけない問題ですね。

外国人の高度人材30万人倍増計画 経済財政諮問会議
2008.5.9 19:53 産経ニュース
9日開いた経済財政諮問会議(議長・福田康夫首相)で、御手洗冨士夫・日本経団連会長ら民間議員は専門技術を持った外国人の受け入れ拡大を提言した。約15万人いる外国人の高度人材を平成27年に2倍の30万人にするため、関係省庁に行動計画策定を求めた。海外の優秀な 人材を国内に集め、経済成長の起爆剤とすることを狙っている。
提言では、留学生が国内で就職する場合のビザ発給要件の緩和や、看護師、介護士といった国家資格を必要とする分野などの在留資格を新設するよう提案した。また、留学生の国内就職を効率化するため、産官学の連携を強化するほか、中央官庁での人材の積極活用の必要性を指摘した。
一方、政府が進めている「留学生30万人計画」についても、今後3年間を「集中改革期間」とし、取り組みを加速させるよう要請した。受け入れ拠点となる国公私立大学を30校程度選定するなどの門戸拡大や、英語で学位が取れるコースを設けるなどの対応を提案した。
少子高齢化を背景に国内の成長停滞が懸念されており、外国人を積極的に受け入れることで成長力の強化につなげたい考えだ。

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