【業務週報】高度外国人人材の単純作業

先日、外国人IT技術者の在留資格(5年ビザ)で来日し、実際には単純労働に従事するという資格外活動違反の事件がニュースで報道されましたが、変な話ですが、うまく考えたなと思いました。

今政府は「高度外国人人材」の受入れを推進しており、IT技術者の資格を持っている外国人エンジニアですと通常最長3年ビザしか下りないところを、いきなり5年ビザがもらえてしまうのです。入管も偽装結婚の多い配偶者ビザなどは、いきなり3年ビザを下ろすことせず、まずは1年ビザを与えて様子を見て、更新時に問題なければ3年にするという手続を踏むのですが、まさか優秀な高度外国人人材と雇用するベンチャー企業が虚偽の申請や違法行為をするとは思わなかったんでしょうね。

裏を掻かれたというか、入管と不良外国人のイタチごっこは続きます。こんな不景気な日本に来てもいいことはないのですが。

IT技術者のはずが…スーパーで“月給5万円”労働

IT技術者として通常より2年間長く在留できる「特定活動」のビザで入国した外国人を違法にスーパーで働かせたとして、福岡県警などは18日、入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで飯塚市のIT関連会社「マルテック」社長でマレーシア国籍のリム・ウィイ容疑者(39)、久留米市のスーパー「くるめチマキヤ」社長宮崎貴吏容疑者(40)ら4人を逮捕した。

逮捕容疑は共謀し、昨年12月5日にIT技術者としてカンボジア人3人を入国させ、資格外活動の許可を受けずに久留米市のスーパーで不法就労させた疑い。カンボジア人3人は月給約5万円で荷詰めなどの単純作業に従事していた。知人を通じ、労基署などに「労働条件が悪すぎる」と相談したことから事件が発覚した。 SPONICHI ANEX 2010年10月19日

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