もうすぐ日本語能力試験、在日外国人の人は一生懸命勉学に励みましょう。。。
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世界的な経済危機の影響で人口過剰、日本以上の就職難の中国で二度目の「日本留学ブーム」が起こっているそうです(1度目はバブル期の留学生10万人計画当時。上海事件なんてこともありました)。
我が国政府は現在「留学生30万人政策」を進めているので、ビザの手続も簡素化され(改正入管法で在留資格留学と就学を一本化)、今後留学生の数は増加することは確実ですし、留学生関連のビジネス、例えば日本語学校や留学生別科も潤うんじゃないでしょうか。外食・コンビニなどの留学生をアルバイトとして戦力化している企業も助かると思います。
でも、門戸を開き、多くの留学生を受け入れれば、おのずからその質は落ちるでしょうし、毎年留学から就労ビザ(人文国際や技術)へのビザ変更を扱っていて、いかに留学生の日本での就活が厳しいか、いかにビザ変更の制約が大きいかを知っている人間からしてみると、「まず留学生の就職先を確保してから、留学生30万人計画をはじめるべきなんじゃないか」と思うんですけどね。
というわけで、中国在住の中国人の知人友人や台湾在住の台湾人から日本に留学したいという相談を受けると「留学で日本に来るより、母国で大学を卒業してから日本に就労ビザで来るほうがいいよ。もうすぐそういう時代が来るからね」と危険思想を吹き込んでいます(爆)。国策に逆らってすみません。
中国で「日本留学ブーム」 「恵まれすぎ待遇」に疑問の声
2009/10/ 4 10:00 JCASTニュース中国で日本留学ブームが起きていると、現地の人民日報などが報じている。背景には、日本政府の留学生30万人計画で、入国制限が緩和されていることもある。ただ、日本は依然、深刻な不況下にあるだけに、受け入れ拡大には疑問の声も出ている。
このところ、中国のニュースで、現地の留学熱を伝える記事が増えている。
中国ニュースの通信社「レコードチャイナ」によると、中国共産党機関紙の人民日報は2009年9月29日付サイト記事で、日本の留学生30万人計画をきっかけに中国で留学ブームが起きていると報じた。このブームで、09年4月の留学ビザ取得率は前年同期より12.5%、留学希望者そのものも 20%増えたという。
また、シンガポール華字紙「聯合早報」は8月13日、吉林省のある日本留学斡旋所が連日大盛況で、そこの日本語学校は学生が2倍にも増えたと報じた。同紙では、日本大使館でのビザ取得率も、30万人計画の影響で50%から100%になったともしている。
30万人計画とは、2008年7月に当時の福田康夫首相が、世界とのつながりを深めるグローバル戦略の一環として策定した。日本留学試験を海外でも受けられるようにしたり、大学の学生宿舎確保を支援したりするなどして、現在の12万人から2020年をめどに計画を実現するという内容だ。
中国人の日本留学者は、統計的には、ここ1、2年、中国国内の大学数増加などから数がやや減っている。しかし、最近の留学熱で再び増加に転じる可能性がありそうだ。
留学需要を見込んだ業者の動きも出ている。賃貸アパート大手のレオパレス21は09年9月14日、中国に現地法人を設立し、上海・北京で営業を始めたと発表した。「立ち上がったばかりなので、留学生への紹介は40件弱ですが、2009年度末には300件ほどにしたい。自社アパートへの中国人入居者は、この10年で2倍以上に増えているんですよ」と広報室では言う。~(以下略)