【業務週報】ブローカーに騙される外国人

先日、外国人が行政書士に騙されたという記事を書きましたが、今度はブローカーが行政書士になりすまし有償で入管申請をして逮捕されたというニュース。

入管って、外国人と関わりのある日本人しか行かないので一般の方は分からないと思いますが、超~胡散臭そうなブローカーや自称コンサルタント、自称ボランティア、自称外国法弁護士、自称同行通訳がわんさかいるんですよ。で取次(代理申請)ができないから、本人申請の形をとって申請をしている。入管の職員も毎週来ているブローカーなんか顔が分かっているはずなんで、もっときちんと取り締まって欲しいですよね。

一方、なんで外国人がそういう胡散臭いブローカーに依頼してしまうのかという疑問もあります。これは申請取次の制度自体が在日外国人に余り周知されてない(だから入管は外国人の本人申請で常時大混雑している)のもありますし、依頼者と行政書士間の価格面での折り合い、さらにはブローカーのほうが語学能力や外国人相手の商売や交渉が上手かったり、下手したら新人や入管業務に不慣れな行政書士より入管実務の知識があるのかも知れません。このへんは行政書士や行政書士会に頑張ってもらって、入管ブローカーの告発・摘発、取次業務の認知度を上げるとともに、申請取次行政書の質を上げていく努力するしかないんでしょうが、内部から見てるとクエスチョンマークと付けざるを得ませんね。残念ながら。

最後に外国人や外国人と関わり合いの日本人に方達にアドバイスすると、入管や領事館、ハローワーク前で名刺やチラシを配っている同国人の甘い誘いに決して乗らないように。行政書士は必ず事務所を持っているので、ファミレスなどの出張相談ではなく事務所で相談するように。お金の支払い方法を決め、お金を払ったら領収書などをしっかり受け取るように。また無料相談や着手金無料に釣られないようにしましょう。この世の中うまい話はありませんから!

行政書士になりすまし 違反容疑で県内初の逮捕

2011年7月15日 中日新聞

行政書士になりすまして書類作成業務をしたとして、県警組織犯罪対策課と岐阜北署は14日、行政書士法違反(無資格)の疑いで各務原市那加雄飛ケ丘町、無職○○○容疑者(41)を逮捕した。県警によると、同法違反の立件は県内初。

逮捕容疑では、昨年8月9~15日ごろ、行政書士でないのに県内のフィリピン人女性(26)の依頼を受けて在留資格変更許可書などを自宅で作成し、約16万円の報酬を受け取ったとされる。

同課によると、○容疑者は「国際渉外民事コンサルティングオフィス」の肩書で、フィリピン人を相手に在留資格の取得などを手伝っていた。押収したパソコンにフィリピン人130人の氏名が記されたファイルがあり、関連を調べる。

県警は4月、岐阜市のフィリピンクラブで外国人の子どもを日本人の子どもと偽って認知する不法滞在の新たな手口「偽装認知」事件を摘発。○容疑者は指南役として事件にか関わっていたという。

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