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【業務週報】不況下に中国人の起業ブーム

5人でさんざん飲み食いして10000円足らずのお会計。相変わらず中国人経営の中華料理屋さんのコストパフォーマンスはすばらしいです

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飲食業を営む取引先の中国人社長さんがまた新規店舗をオープンしたのでご挨拶に。

夏ごろから中国人の起業(会社設立、投資経営ビザ取得の手続)や事業拡大(日本直接投資、日本支店営業所の設置や集客営業支援)の依頼がコンスタントに入ってきております。

不況で空き物件が多く外国人でも簡単に店舗や事務所を借りられる、廃業した居抜き店舗を安く借りられる、勤めていた会社が倒産し起業するはめになった?など理由はいろいろあるでしょうが、この経済危機でも続々と起業する中国人の皆さんには本当敬服させられます。やはり商売やらせたら華僑にはかないませんわ(笑)。

でも飲食業は本当競争も激しいですし、外食控えでどこも売り上げが下がり大変ですので、倒産廃業などということがないように末永くしっかりとサポートしていきたいと思います。廃業されるとこちらも売り上げが減って困るので(爆)。

というわけで、中華・エスニック料理店の開業・経営、外国人調理師の招聘・雇用手続などでお困りの方はご気軽にお問い合わせください。

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【業務週報】教会というセーフティーネット

豊橋フェスタジュニーナ2009

再来週の7/12(日)に行われる豊橋フェスタジュニーナ2009もカトリック教会の主催。日本人の皆さんもぜひご参加ください。
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日本人は基本的に無宗教で、宗教イコール胡散臭いとかお金儲けの道具というイメージがあったりしますよね。

でもキリスト教やイスラム教の国々出身の人たちは我々日本人から見ると非常に篤信家で、例えばブラジルやフィリピン人の人たちは日本でも毎週教会に行く人も多いですし、パキスタンやインドネシアの人たちはもっとすごくて、モスクに参拝に行ったり、ラマダン(断食)したり、ハラルミート(血抜き肉)を食べたりするんですよ、日本でも。

で今多いんですが、在日外国人の人たちは失業や貧困という問題に直面したりすると、皆さんまずそういう宗教施設に相談したり、駆け込んだりして解決策を仰いだりするんです。行政機関やNPOボランティア団体、派遣村真っ青のセーフティーネットぶりです(笑)。

まあそういう機能があるから21世紀になっても宗教ってなくならないんでしょうね。私も商売繁盛祈願に豊川稲荷にでも行かなくては(汗)

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【業務週報】中国人パワーを見習う

中華料理店を経営する知人の中国人の方がまた新しいお店をオープンさせたのでご挨拶に。飲食業界も不景気で外食控えという逆風が吹きまくっていますが結構賑わっていましたね~。ここのお店も社長を始め調理師もホール担当もみんな中国人なんですけどカタコトの日本語でも頑張ってるね!というのがヒシヒシと感じられました。

経済危機ど真ん中の今年、在日外国人が帰国を余儀なくされたりする一方、中国人は続々新規来日しております。真面目で能力スキルの高い即戦力でしたら不景気な日本でもまだまだ雇用先もありますし、ビザも取れますから。さらに今後は留学生が倍増しますし、入管法改正により使いやすくなる外国人研修生も増加するでしょうから、そうなると必然的に漢字圏で高学歴者が多く、忍耐強い中国人の割合が増加するんじゃないでしょうか。

私も今まで「ブラジル人のパシリ」と自嘲していましたが、今後は「中国人の手下」となるかもしれません(爆)

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【業務週報】帰ってきたサリサリストア

フィリピンといえばサンミゲル

最近また懲りずに?新規営業などをやってまして、いろいろなエスニックショップ、エスニックスポットを訪問させていただいているんですが、豊橋や浜松で増えてきたというか、目立つようになってきたのがサリサリストアと呼ばれるフィリピン人のお店。昔タレントさんがいっぱい来てた頃はサリサリも結構あったんですが、興業ビザが厳格化され一旦絶滅、そしてまた今復活してきたんですから、栄枯盛衰ですね。不景気でも外国人研修生や技能実習生の需要はあるでしょうし、
新日系人も増えるでしょうから、今後も在日フィリピン人は着実に増えるんではないでしょうか。

ということで私も新たな業務獲得のためにタガログ語を勉強せねば(汗)

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【業務週報】またブラジル人のありえない犯罪

Aureo Magno Watanabe dono de escola brasileira de Nagoya preso por assalto

授業料滞納の生徒宅から現金など奪う、ブラジル人学校長逮捕

愛知県警西署は28日、ブラジル人学校校長のワタナベ・アウレオ・マギノ容疑者(43)を強盗などの疑いで逮捕した。

発表によるとワタナベ容疑者は、2月5日深夜から6日未明にかけ、ブラジル人の仲間4人(強盗罪などで起訴済み)と共謀して、授業料が未納だった同県弥富市内の日系ブラジル人の会社員男性(30)宅を襲撃し、現金約14万円と500ドル、普通乗用車2台(時価計382万円相当)を奪うなどした疑い。

ワタナベ容疑者は現場には行かなかったが、4人に犯行を持ちかけ、粘着テープやマスク、手袋などを用意したという。男性の長女は授業料77万円を滞納していた。

ワタナベ容疑者は名古屋市港区で「コレジオ・アウレオ」を経営しているが、不況の影響で最盛期には150人いた生徒が約30人に減っていた。調べに対し、「経営が苦しく、借金が1000万円ほどあったために計画した」と供述しているという。
(2009年5月28日22時46分 読売新聞)

また、愛知県でブラジル人絡みのありえない事件がおこりましたね。お金がないから可哀想だということで月謝を待ってあげてたら、実は隠し財産があったことが発覚したため、校長がキレて恐喝強盗を指示したというところへんが真相だと思いますが、何とも情けないというか、直情的なブラジル人らしい行為です(汗)。

ブラジル人学校には補助や支援が受けられないため授業料が高くなってしまうのに、それに見合うレベルの教育が提供できず、親や生徒からの不満が多いという矛盾した問題が経済危機以前からあり(その親達も託児所代わりにブラジル人学校を利用しているような人たちが多かった)、報われない仕事だなというのは感じていましたが、まあこの事件を契機にブラジル人学校離れが加速し、質の悪い学校、経済的基盤の脆弱な学校の淘汰や統合が進むんでしょうね。

ブラジル人学校苦境 不況で生徒の帰国、月謝滞納急増
「やっていけない」休校、統合…

昨年末からの不況の影響で愛知県内のブラジル人学校が経営難に陥っている。名古屋市のブラジル人学校では2月に高等部を休校、岡崎市の学校でも家賃が払えず、今月末で一時安城市の本校に統合し、9月から安い家賃の場所に移転する。親が失職し月謝を払えない生徒も増えており、学校関係者は「もうやっていけない」と頭を抱えている。

名古屋市港区にあるコレージオ・ブラジル・ジャパン小中等部では親の失職により帰国した子どもが相次ぎ、昨年12月、83人いた児童・生徒が49人に減少した。現在いる49人中、28人が月謝を支払えず、毎月80万円の赤字が出ており、経営も厳しい。

経営難から2月、中区大須の高等部を休校にした。5月以降、小中等部の継続についてもどうなるか未定という。

1月末に解雇され、娘が通うピバ・シンジさん(29)は「娘の教育が一番大事。ほかは我慢している。学校がなくなったらどうしたらよいか」と頭を抱える。篠田カルロス校長は「このままではやれない。行政にも支援をお願いしたい」と話す。

安城市に本校があるエスコーラ・サンパウロでは、生徒数の減少で岡崎市の分校を5月末で一時閉鎖する。家賃が払えず、安い家賃の場所に移るためだ。

同校では岡崎分校と安城本校あわせ昨年は約200人の生徒が在校していたが、2月には親の失職で一緒に帰国するなどし、90人に減少。このうち、約30人が月謝を支払えない状況だ。

一方、ブラジル人学校に通う子どもたちの健康状態も大きな問題となっている。ブラジル人学校は文科省の無認可学校が多く、子供の健康診断が義務化されていない。学校に子どもを通わせているブラジル人家庭の多くが生活が苦しく、病気でも必要な治療が受けられないケースが多数報告されている。

ボランティアで外国人の診察をしているNPO法人、外国人医療センターは、コレージオ・ブラジル・ジャパンで健康診断を実施した。同センターの起橋美智子さんは「医療にかかれないなど、相談も深刻だ」と指摘する。

県国際課によると、県内のブラジル人学校16校の在籍人数は、昨年5月の2624人から今年1月には1469人と44%減少した。

(2009年5月20日 読売新聞)

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【業務週報】新型インフルエンザとエスニック料理店

エキスポビジネス2009

メキシコ料理
先日名古屋で行われた南米ブラジル人のイベントに参加、その後打ち上げでメキシコ人シェフが作るメキシコ料理のお店に行って豚を食いまくりましたが、別に身体に異状ありませんでした。

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新型インフルエンザが遂に日本に上陸しましたね。外国人向けビジネス的に見てこういう時に怖いのが「風評被害」。実際メキシコ料理店の客足が途絶えたり、海外旅行のキャンセルが続出したり、メキシコ系の航空会社の航空券がパッタリと売れなくなったりという営業被害が出ているようです。そういえば狂牛病の時に韓国焼肉のお店が、毒餃子のときに中華料理店がバタバタ閉店したりしたのを思い出しました。

新型インフルエンザは確かに怖いでしょうが、日本製の高性能マスクで防げるはずです。あまり過敏な反応をするのはいかがかな~と思いますね。

途絶えた客足、在日メキシコ人店主「関係ないのに…」

2009年5月1日4時59分 asahi.com

豚インフルエンザは、日本国内で商いをするメキシコ人にも影を落としている。店の客足が遠のいたり、商品を心配されたり。「関係ないのに……」。ちょっと過剰な反応に、メキシコ人店主たちは心を痛める。

横浜市中区の繁華街にあるメキシコ料理店「ロス・アミーゴス」。静かな店内でマリア・サイマさん(46)が1人、客を待っていた。

この夜の来客は2人。30人が入る店内は先週まで、予約なしでは座れないこともあった。それが豚インフルエンザ問題の発覚後、客足がぱったりと途絶えた。仕方なく、アルバイトも休ませている。

「豚インフルエンザとは何の関係もないのに……」

マリアさんは日本人男性と結婚し、89年に来日。料理などを通して20年間、日本にメキシコの文化を紹介してきた。今回の騒ぎを「ただごとではない」と感じたのは、店の前を通った女性が「メキシコ料理だ。怖い怖い」と言って避けていったときだ。

日本に住むメキシコ人の友人からも同じような相談の電話が来ているという。「本当に悲しかった。日本人はもう少し冷静に考えてほしい」と残念がる。

メキシコの家族は、メキシコ市から車で1時間余りのトルーカ市にいる。電話では「人込みは避けているが、特に心配していない」と元気そうだった。むしろ日本の騒ぎを聞いて驚いていたという。

不安に思うのは、豚インフルエンザの騒ぎが、市民レベルの交流に水を差すことだ。実際、準備に参加していた両国交流400周年の記念イベントが各地で中止になったり縮小したりしている。

「今日は今日、明日は明日がメキシコ人の前向きな考え方。それでも今回の影響を乗り越えるのは簡単ではないと思う」とマリアさんは話す。

東京都目黒区のノエル・エドガル・ガルシアさん(32)はメキシコ産のコーヒー豆を輸入し、日本で売っている。07年に来日し、今年になってやっと顧客がついた。

メキシコ市に住む両親は「外出は減ったが、普通の生活をしている。パニックもない」という。むしろ、日本の顧客からは「問題ない?」と尋ねられる。「コーヒー豆は全く関係がない」と説明している。「騒ぎが続くとメキシコ産はすべて危険と思われるかもしれない。消費者が過剰反応をしないか心配です」

反対に、心が温まることもあった。「家族は大丈夫?」。日本人からよく声をかけられるようになった。「一緒に心配してくれる日本人がいる。今はそれがうれしい」(田村剛)

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【業務週報】ブラジル人ビジネスも変わらなきゃ


ブラジル料理もうまいんですが、高カロリーで味付けが濃いのがネック。日本人好みに「シュハスコ丼」とか「フェイジョアーダ饅頭」を開発したら受けるかも(爆)
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前回在日ブラジル人向けビジネスの危機的状況について書きました。

在日ブラジル人の場合、日本全国で30数万人の居住者のうち10万人超が愛知静岡に集中していたため、従来から浜松や豊橋ではブラジル人の経営者が同胞向けに商売を行うスモールビジネスが林立していたんですが、さらにここ数年在日ブラジル人の所得消費購買能力の高さに目をつけた日本の資本、企業の参入が相次いだため、過当競争となっていたところを今回の経済危機ですからね。

で私もいつも不思議に思ってたんですが、私のクライアントや身近なブラジル人経営者、起業家を見てると何故か彼らは同胞のブラジル人に売ることしか考えてなかったんです、今まで。それでもブラジル人の人口が多かったので同胞だけに売るビジネスモデルでもなんとなく成り立ってたんからでしょうけど。

でもこれだけブラジル人の帰国者が多くなりお客さんが減り、失業者が増え購買力が低下するとブラジル人にだけ売ってたのではもう成り立ちませんよね。日本人に売ることを考えなければ。

書籍などを読むと在日朝鮮韓国人の人たちも太平洋戦争後の困窮時、帰還事業で母国に帰るか、日本に踏みとどまるかの二者択一を迫られ、日本に残った人たちは就職差別で仕事に就くことも出来ず、生きるために仕方なく道でキムチで売ったり、ホルモン屋を始めたのが今では日本人の食卓にもすっかり定着したという歴史的な経緯もありますから、歴史は繰り返すんでしょう、平成になっても21世紀になっても。

在日ブラジル人向けビジネスも変わらなきゃというか、変わらないと生き残れない、、、

フルーツフォンデュ:ブラジル人の北畠さん、店を開店--大垣 /岐阜

大垣市内の会社で派遣社員として働いていたブラジル人の北畠ダニエルさん(30)が15日、仲間たちと同市外野のイオン大垣店2階で、果物にチョコレートをかけたデザート「フルーツフォンデュ」の店を開店する。

北畠さんはブラジルで携帯電話の販売の仕事をしていたが、妻が日系人だったこともあり、3年前に来日。派遣社員として1年間働いた後、会社設立の準備を進めてきた。07年11月には、同じ会社で働いていた日系2世の派遣社員の男性(50)と食品輸入・販売会社を設立。今回、やっと開店にこぎつけた。男性は昨年12月に派遣先の職を失ったという。

店は、ブラジルに本社を置く会社のフランチャイズ店。スペインやイギリスなどにも店を持つが、日本では第1号店。店のスタッフは日本語もブラジル語も話せる人ら8人。チーズパンとブラジル産コーヒーも販売する。北畠さんたちは「年内に3店、来年は5店を開店させたい」と張り切っている。【子林光和】

毎日新聞 2009年4月15日 地方版

手に職生かし不況乗り切る ブラジル人グループが手作り装飾品販売

2009年4月2日 中日新聞
4日、浜松駅南商店街の朝市に出店

4日の朝市で売り出す品々を持ち寄った「フシコブラジル」のメンバー=1日午後、浜松市中区で

非正規雇用の外国人が派遣切りに遭うなど苦境に立たされるなか、日系ブラジル人のグループが、自らの技術を生かした自立を目指している。手芸など手仕事の得意な男女10人が、4日から浜松市中区の砂山銀座サザンクロス商店街の朝市で、手作りの装飾品などを売るという新たな挑戦を始めることになった。「自分たちの力を引き出して、不況に立ち向かいたい」と、代表の阿波根アデライドさん(48)=中区=は話している。 (報道部・梅田歳晴)

このグループは、2カ月前に立ち上げた「フシコ ブラジル」。「フシコ」はポルトガル語で「つながる・ひろがる・心をこめる」の意味がある。

「不況で苦しい今こそ、ブラジル人同士の結束が大切」という阿波根さんの呼びかけに集まったのが、ブラジルで家具職人や刺しゅう細工などの経験があり、技術に自信のある計10人。4カ月前に派遣切りに遭った人もいるという。
写真

朝市の露店にはピアスや指輪やストールといった手芸、衣料品など手作りの約100点が並ぶ予定。阿波根さんは「私たちの技術を見てほしい」と自信をのぞかせる。

「フシコ」が目指すのは、ブラジル・サンパウロにある日系人が創設した観光名所の市場「プリサダ リベルダーディ」。日本をはじめ各国の工芸、衣類、装飾品が集まり、ダンスや楽器演奏もあって多くの人種が行き交う。阿波根さんは「小さな一歩だけど、いつかはそんな場所に」と思いをはせていた。

商店会の代表鈴木実さん(73)も「話題性があるし、珍しいものを売ってもらいたい」と期待を込める。もともと、8年前に始めた朝市は商店街の活性化が目的。現在も毎月第1、第3土曜日の午前10時から、県西部地域の生産者らが約30店舗を並べ、野菜やハチミツ、菓子など食品を中心に販売している。鈴木さんは「できるだけ長く続けて」とエールを送った。

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【業務週報】ブラジル人の帰国転出で浜松豊橋の人口減少

空き部屋の目立つアパートが増えてきました
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昨年からの経済危機によるブラジル人の帰国・転出によりブラジル人集住都市である浜松市や豊橋市の日本人を含む総人口が減少に転じたそうです(去年1年で浜松市1200人、豊橋市700人の減少。これは外国人登録上の数字ですから実際の転出者はこれより相当多いはず)。

浜松市の人口 前月比1091人減 4月1日現在、82万4640人 中日新聞

2009年4月8日
雇用悪化でブラジル人減顕著に

浜松市の人口が1日現在で82万4640人と、前月を1091人下回った。転出入による変動が最も激しい時期だが、ブラジル人の登録者が1万8247人と319人減ったことが大きい。いずれも前月比の下げ幅は合併後、最大を記録した。不況による雇用悪化から、浜松を去るブラジル人は増え続けており、帰国したか他都市に移ったとみられている。 (後藤隆行)

市は毎月、住民登録と外国人登録を集計し、1日現在の人口としてホームページなどで公表している。前月比をたどると昨年4月は653人減、一昨年4月は472人減と「年度末転出の範囲内」(文書行政課)。今回の1000人台の減少がいかに特異か分かる。

ブラジル人登録者の推移をみると、昨年2月の1万9515人が合併後のピーク。これを境に減りつつあったが、今年に入って急速に落ち込んだ。前月比は1月に113人減、2月に202人減、3月に259人減だった。

4月の市全体の人口は1年前より約1000人増えたが、ブラジル人は約1200人減っている。自動車関連などの工場を失業したブラジル人は、日本語の能力いかんで再就職を左右されやすい。帰国を迫られるほか、「製造業の盛んな浜松を離れ、干物づくりのような水産加工に就く場合があるようだ」(国際課)ともみられ、詳しい動向は分かっていない。

4月の外国人登録者は3万2536人と前月を435人下回り、中国人やペルー人も減っている。政府は近く日系人向けの旅費支給事業を始めることから、市内の登録者がさらに減る可能性も出ている。

一宮市:人口、3位に 合併などで豊橋市抜く /愛知

一宮市の人口が4月1日付で豊橋市を上回り、県内第3位になった。両市によると、一宮市が豊橋市を抜くのは初めてとみられる。豊橋市は長年、名古屋市に次ぐ県内第2の都市だったが、合併した豊田市に抜かれ、今回で第4位に転落した。合併せず、不況で外国人労働者が仕事を失って転出した影響が表れた。

県内の人口の多い5市は、4月1日付で(1)名古屋市224万9315人(2)豊田市42万2865人(3)一宮市38万4706人(4)豊橋市38万4431人(5)岡崎市37万6220人。

豊田市は05年4月に周辺6町村と合併して人口が約4万5000人増え、長年2位だった豊橋市を上回った。一宮市は05年4月に尾西市、木曽川町と合併して人口が約9万人増え、その後も名古屋に通勤する人らが移り住み、徐々に増加した。

これに対し、豊橋市は合併がなく、05年11月に人口38万人を超えた後、伸び悩んだ。自動車関連工場などで働く日系ブラジル人ら外国人労働者が多いのが特徴。外国人登録者数は2万人と市全体の5%を超え、ピーク時の08年6月は2万484人だった。だが、昨秋以降の不況の影響で、今年3月に1年4カ月ぶりに2万人台を割り、4月1日現在で1万9715人に。派遣切りなどで仕事を失った人が帰国するなど、転出が多かった。この影響もあり、全体の人口は08年12月の38万5526人をピークに4カ月連続で減った。【中村宰和】 毎日新聞

その影響としてブラジル人学校、託児所、弁当屋、ブラジルショップなどの閉鎖、合併、廃業、倒産が既に表面化しております。これらのビジネスは買い手、利用者であるブラジル人抜きでは成り立たない商売ですから。

またこれらのビジネスほど直接的な影響を受けませんが派遣会社が借り上げて寮としていたアパートの経営やブラジル人が利用していた日本人の経営する地元の商業施設も地域から数千人規模のブラジル人がいなくなってしまい少なからずダメージを受けているのではと思います。自治体の市民税や県民税も減収になるでしょうし。

こうして考えると、やはりブラジル人を例の帰国支援金で厄介払いのように帰国させてしまうより日本に踏みとどまってもらったほうが地域経済にもいいと思うのですが、当のブラジル人の方たちの再就職がなかなか進まない。6月危機が近づいて来る~。

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【業務週報】Uターンブラジル人向けビジネス

外国人専用のハローワークとなった元の浜松入管

ブラジル人を支援するイベント

ブラジルショップで廃業するところが増えてきました

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雇用危機真っ只中のブラジル人コミュニティーですが、在日ブラジル人をターゲットにしたビジネスにも大きな変化が起きています。

昨年までは好況で雇用状況も良く賃金水準も高かったため(漠然とですが)日本への定住を希望するブラジル人が多く、日本での消費行動が盛んで、自動車や住宅などの高価な動産不動産への需要も高かったのですが、そういった流れはこの不況により完全に消えうせましたね。

一方、日本への生活に見切りをつけたブラジル人向けのビジネス、例えばブラジルへ帰るための航空券販売や日本で貯めていた貯金を帰国のために送金する業務などの需要はそれなりに高いようです。

定住型ビジネスからデカセギ型ビジネスへの変化といいますか、退化といいますか、この混乱は数年間は続くんでしょうね。やはりブラジル人向けビジネスは難しい、、、

日本からブラジルへの送金急増 出稼ぎ日系人、帰国で資産処分

日本からブラジルへの「出稼ぎ送金」が急増している。ブラジル中央銀行の調べによると、送金額は10月に前年同月比73%増の9400万ドル(約 86億円)を記録した後、11月も11%増、12月も高水準が続いたとみられている。円高レアル安が進んだことに加え、景気悪化で仕事を失った日系ブラジル人らが日本での資産を処分して帰国する動きが広がっていることが送金増の原因となっているもようだ。

愛知県や静岡県など日本に7拠点を持つ国営ブラジル銀行は「失業してブラジルへ帰国する顧客が高額な送金をしている」(アジア担当支配人)と指摘する。企業による大量解雇や派遣従業員の削減は日系ブラジル人を直撃する構図となっているようだ。(サンパウロ=檀上誠) (09:05) NIKKEI NET

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【業務週報】胃袋に国境なし

弊事務所が調理師の招聘手続きをしている中華料理屋(オーナーは中国人の方)がオープン3周年ということでお祝いに。

このお店、中国人の調理師が作る本場の本格中華料理(これがまた凄いボリュームで味もウマイ!)を提供しており繁盛しているようで、原油の値上がりによる材料費の高騰や○ヨタショックによる忘年会キャンセルの嵐にも関わらず今年も売上が伸びたそうです。こういう顧問先や関与先の売上や経営の向上に貢献できた時ほど嬉しいことはありませんね。

一方、新聞を見ると日本人向けの焼き鳥屋さんがブラジル人向けにポルトガル語メニュー(カルダピオといいます)を置いたら売上が伸びたという記事を発見。ブラジル人の胃袋は底なしなんで(爆)外食業界や飲食店にとってはいいお客さんだと思います。やっぱウマイものは何処の料理、何料理でも理屈抜きにウマイですからね。いかに「見た目のイメージ」や「食べず嫌い」という問題をクリアして、外国人のお客さんにアピールするかではないでしょうか。

というわけでも不況といえども(不況の時ほど)事業継続のため、生き残りのために知恵を絞ってカイゼンカイゼンしていかなければならないんでしょうね。

クリスマスそしてお正月、今年も1ヶ月足らずとなりました。頑張って参りましょう。

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